NIMSが生み出す世界トップレベルの研究成果は、数々の優れた装置と施設によって支えられています。このページでは、世界にここしかない、NIMSオリジナルの装置も含めて、NIMSを代表する最先端の装置や施設をご紹介いたします。
球面収差補正により電子線を非常に小さく収束させ、原子間距離を下回る0.08nmの空間分解能を持ちます。単原子レベルでの構造観察や、EDS、EELS等元素分析が可能な高分解能走査型透過電子顕微鏡(S/TEM)です。
世界でも数少ない高磁場(18.79T)の固体専用ワイドボア高分解能NMR装置です。様々なユーザーの要望に応えるため、世界最高水準の技術を用い、あらゆる固体材料を“そのままの状態”で構造解析を行い、最先端の材料開発をサポートしています。
多様な物理特性 (熱特性、機械特性、磁気特性、電気特性) を最高16Tまでの強磁場環境下で自動測定するシステムです。専用ソフトウェアにより1日24時間の全自動連続測定が可能なシステムです。専用のサンプルパックにより、試料の取り付けが容易です。
1500トン鍛造シミュレータは、温度やひずみ速度はじめ様々な鍛造条件を精緻に制御することで世界最高水準の恒温鍛造が可能です。この装置は信頼性の高い塑性加工データを提供し、組織・特性との関係性を解明できるため材料研究やプロセス開発に有効な装置です。
材料数値シミュレータは1,116基の計算ノードを搭載し4.97 PFLOPSの理論性能値を誇る国内有数のスーパーコンピュータです。最先端の材料研究を可能にするアーキテクチャとNIMS独自のサポート体制により、幅広い材料分野の理論計算研究において世界トップレベルの成果創出に貢献しています。
半導体材料を中心としたデバイスプロセス研究のための微細加工クリーンルームです。多種多様な材料を用いて試行することが可能であり、小片試料からウェハ基板まで適応しているため、基礎基盤研究のみならず、応用を見据えた発展的な研究開発にも対応している共用施設です。