NIMS Award について
NIMSは2007年度より物質・材料に関わる科学技術分野において飛躍的な進歩をもたらした個人、もしくはグループにNIMS Award(NIMS Award for Recent Breakthrough in Materials Science and Technology)を授与してきました。毎年、対象となる分野における国内外のトップ科学者から候補者の推薦を受け、中立有識者で構成される委員会により選考をおこなっています。
NIMS AwardはNIMSが材料研究を行っている世界的な科学者を称えるために創設した国際賞です。
授賞式および受賞記念講演は、2007年のアワード創設当初から2015年までは、国際学術会議「NIMSコンファレンス」において実施されていました。その後、2016年10月の新生NIMSの発足※から2022年までは、「NIMS WEEK」開催期間中の学術シンポジウムにて実施してまいりました。
そして2023年より、国際シンポジウム「NIMS Award シンポジウム」として、新たに受賞者を称えるNIMS最大のイベントとして開催しています。
※NIMSは、「特定国立研究開発法人による研究開発等の促進に関する特別措置法」により、2016年10月1日付で特定国立研究開発法人に移行しました。

※NIMS Awardのロゴは「新しい科学技術の誕生を」をイメージしています。
メダルについて

副賞のメダルは、都市鉱山から産出された金をリサイクルしたエシカルゴールドを使用しています。
この素材のリサイクルプロセスは、NIMSの科学者たちによって考案されました。
顕彰分野
- 環境・エネルギー材料
- 機能性材料
- 構造材料
- 基礎・基盤技術
物質・材料研究分野の中でもNIMSが特に注力している材料分野を大きく4つのカテゴリーに大別し、毎年、この4つの分野から順番に顕彰する事としました。
選考基準
「使われてこそ材料」の理念のもと、材料科学分野において真にイノベイティブな研究を行い、飛躍的な成果を挙げた個人。
受賞者の条件
NIMS Award シンポジウムでの授賞式へ出席し、受賞記念講演を行えること。
選考プロセス
- NIMS Nomination Working Group (N-WG)と外部有識者からの推薦により候補者をリストアップする。
- N-WG内で業績等を参考にスクリーニングを行い、候補者を絞る。
- NIMS Award選考委員会により候補者の順位付けを行い、要件を満たすか確認する。
- NIMS理事長により最終決定される。
受賞者の発表および表彰式
発表はNIMS公式ホームページにて行ないます。