NIMS Award 2025 受賞者決定

国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS、理事長: 宝野 和博)は、「NIMS Award 2025」の受賞者を、以下の3名に決定しました。

受賞理由は、「ペロブスカイト太陽電池」の研究開発における先駆的かつ実用化に向けた顕著な貢献によるものです。

本年のNIMS Awardの対象分野は「環境・エネルギー材料」であり、「持続可能社会を切り拓くエネルギー関連材料と技術」とのテーマで選考を行いました。「ペロブスカイト太陽電池」という新しい研究分野を開拓したことに加え、固体型正孔輸送層の採用により安定性および光電変換効率を飛躍的に向上させ、実用化に近づけた3氏による一連の研究が、世界的に傑出した業績として選出されました。
NIMS Award 2025の授賞式および受賞記念講演は、11月11日(火)につくば国際会議場において開催する「NIMS Award Symposium 2025」にて行う予定です。

NIMS Awardは、物質・材料科学の4つの主要分野(①環境・エネルギー材料、②機能性材料、③構造材料、④基礎・基盤技術)を対象として毎年テーマを変え、2007年より国際賞として授与しています。世界の研究者・有識者による推薦と厳正な選考を通じて、国際的に優れた業績を称えます。

受賞者の研究成果を称えるとともに、世界最先端の研究者を集めて学術交流を図るイベントです。昨年に引き続き、今年もつくば国際会議場にて開催予定。授賞式、受賞講演、招待講演、NIMS研究者による学術発表を行います。
詳細は下記公式ホームページにて随時ご案内します。
https://www.nims.go.jp/nims-award-symposium/