第17回 MIntセミナー

題目1『Boronの影響を考慮した溶接金属用のCCT線図予測モデルの構築』
題目2『ベイズ最適化で「できること」「できないこと」』
2025年03月14日 終了
第17回 MIntセミナー(※)を開催いたします。奮ってご参加ください。どなたでもご登録いただけます。
※ NIMS構造材料DX-MOP、(公社)日本金属学会 マテリアルズインテグレーション研究会共催、(一社)日本鉄鋼協会協賛

イベント概要

イベント・セミナー名 第17回 MIntセミナー
題目1『Boronの影響を考慮した溶接金属用のCCT線図予測モデルの構築』
題目2『ベイズ最適化で「できること」「できないこと」』
会場

あわら温泉 まつや千千 (福井県あわら市) 1階 水仙亭
(Teamsによるオンライン配信あり)

開催日: 時間 2025年3月14日(金) 16:00-17:40
参加料 無料
共催 NIMS構造材料DX-MOP
(公社)日本金属学会 マテリアルズインテグレーション研究会共催
(一社)日本鉄鋼協会協賛
参加方法 事前登録が必要です。以下のURLよりお申込みください。
https://forms.office.com/r/KUhkK7P62g
申込された方に、オンライン会議(Teams)のURLをお送りいたします。
申込締め切り : 2月28日(金)
プログラム
16:00~ 開会の挨拶、趣旨説明 (出村雅彦/NIMS)
16:05~16:40 講演1(源 聡/NIMS)
16:40~16:50 質疑
16:55~17:30 講演2 (田村 亮/NIMS)
17:30~17:40 質疑
 
尚、セミナー終了後、学術懇談会を開催いたします。講師も参加いたします。

講演内容

講師1

源 聡 (みなもと さとし)
NIMS 技術開発・共用部門 材料データプラットフォーム長

題目1
『Boronの影響を考慮した溶接金属用のCCT線図予測モデルの構築』

 鋼の連続冷却曲線(CCT線図)は溶接問題解決に重要な情報を含む。我々はすでに溶接金属用のCCT線図の予測モデルの構築を行ってきたが、今回は微量添加されるBoronの影響を加味したモデルへ改良を行った。古いCCT線図にはBoronの含有量が記載されていない問題に対応するため、実験結果をもとにBoronの有無の判定を実施したうえで予測モデルを構築した。また、焼き入れ性能の高い鋼種でのフェライトなどの変態線の挙動を予測し、長時間側でフェライト変態が起きうるかの判定も行うことで予測の精度を向上させた。さらに相分率から硬さや応力-歪曲線を推定するアルゴリズムと接続することでマテリアルズインテグレーションとしてCCT線図予測モデルが活用できる幅を広げることができた。

講師2

田村 亮 (たむら りょう)
NIMS マテリアル基盤研究センター 材料設計分野
データ駆動型アルゴリズムチームリーダー
URL : Ryo Tamura Website

題目2
『ベイズ最適化で「できること」「できないこと」』

 ベイズ最適化を利用すると、所望の材料を得るために、次に検討すべき実験条件が提案される。本講演では、ベイズ最適化を実行するためのツール、材料研究への適用例・成功例を紹介する。一方で、ベイズ最適化では扱うことのできない問題が材料研究には存在する。その例として、相図探索手法、材料理解のための探索手法について焦点を当てる。さらに、これら複数の手法を同一のプラットフォームで扱うことのできるソフトウェアNIMO(https://github.com/NIMS-DA/nimo)を紹介する。

お問い合わせ先

NIMS 外部連携部門 構造材料DX-MOP事務局

E-Mail: mop-smdx=ml.nims.go.jp ([ = ] を [ @ ] にしてください)