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レーザ加工の高精細化

Fine Laser Processing

本田 博史 HONDA.Hiroshi@nims.go.jp

レーザ加工は、溶接や切断、マーキングなど幅広い領域で活用されています。レーザ技術の発展により、さらに高精度な溶接や従来できなかった微細加工が可能となり、その応用が進められています。

微細加工においては、フェムト秒レーザなどレーザの短パルス化の進展により加工時の熱的影響を抑えた加工ができるようになってきています。また、フェムト秒レーザの照射により様々な材料表面にレーザ波長よりも短い間隔の周期的な微細構造も形成されます。右のSEM像はその周期的な微細構造のステンレス表面への形成例です。しかしながら、形成過程は明らかではなく、その解明が課題となっており、形成条件などについて調べています。

このような構造を応用した研究も進められており、摺動部の摩擦低減や表面積増大による表面反応の効率向上などが期待されています。

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