NIMS Award受賞者にGerbrand Ceder氏とPierre Villars氏の2氏が決定

2019.07.09


国立研究開発法人 物質・材料研究機構

国立研究開発法人 物質・材料研究機構 (理事長 : 橋本和仁 (以下、NIMS) ) は、本年度のNIMS Award受賞者をGerbrand Ceder氏 (Professor, UC Berkeley) とPierre Villars氏 (Director and Owner, Material Phases Data System) の2名に決定いたしました。
受賞者
Gerbrand Ceder
(Professor, UC Berkeley)
Gerbrand Ceder氏の写真
Pierre Villars
(Director and Owner,
Material Phases Data System)
Pierre Villars氏の写真

Ceder氏の「第一原理計算に基づくデータ駆動型材料研究の先駆け」、Villars氏の「無機材料データベースPauling Fileの開発」が本年のNIMS Award 2019の対象分野「データ駆動型材料開発」において世界的に傑出した業績として評価されました。両氏の研究成果は、物質・材料研究においてデータ科学を活用する新たな領域を切り拓いた実践的研究またはその基盤となった研究として社会に大きな影響を及ぼしました。

NIMS Award 2019の授賞式及び受賞記念講演会は、10月30日に「NIMS WEEK 2019」の一環として東京国際フォーラムにて行われる予定です。


NIMS Award

NIMSでは、2007年より物質・材料に関わる科学技術において優れた業績を残した研究者に国際賞「NIMS Award」を授与しており、NIMSが特に注力している材料分野を大きく4つのカテゴリーに大別し、毎年、この4つの分野から順番に顕彰を行っています。
今年度は「基礎・基盤技術」より、「データ駆動型材料開発」に関わる領域を対象として、世界各国のトップ科学者に候補者の推薦を依頼し、中立な立場の有識者で構成された委員会によって厳正な選考を行いました。


NIMS WEEK

年に1度、NIMSが「学術シンポジウム・ショーケース・ラボ公開」を1週間で集中的に開催する成果発表イベントです。世界的な材料研究者に授与するNIMS Awardの受賞記念学術シンポジウムをはじめ、最新材料研究展示会、研究者と直接語り合う個別相談会、さらにNIMSの研究活動、連携制度、大学院・職員の採用情報等を広報する過去最大規模のラボ公開など、材料研究の最前線を体感できる1週間となっています。今年はさらにNIMSが出版を支援する、材料科学のオープンアクセスジャーナルSTAMの創刊20周年を記念してシンポジウムを行います。詳細はNIMS WEEK 2019公式ホームページをご覧ください。
NIMS WEEK 2019 開催日程
日付 イベント名 会場
10月28日 (月) NIMSラボ公開 NIMS 千現地区、並木地区、桜地区
10月30日 (水) NIMS Award授賞式・学術シンポジウム 東京国際フォーラム ホールB5
10月31日 (木) NIMSショーケース 東京国際フォーラム ホールB5
11月1日 (金) STAM創刊20周年記念シンポジウム 東京大学 山上会館

本件に関するお問い合わせ先

(NIMS Awardに関すること)

国立研究開発法人物質・材料研究機構
外部連携部門 学術連携室
志賀野 久美子
TEL:029-859-2039
FAX:029-859-2161
E-Mail: SHIGANO.Kumiko=nims.go.jp
([ = ] を [ @ ] にしてください)

(報道に関すること)

国立研究開発法人物質・材料研究機構
経営企画部門 広報室
TEL: 029-859-2026
FAX: 029-859-2017
E-Mail: pressrelease=ml.nims.go.jp
([ = ] を [ @ ] にしてください)