今西 祐子

外部連携部門 連携企画室 専門職

インタビュー

1.これまでの業務経歴と現在の業務について

オフィスにて


平成22年4月に秘書室に採用され、理事長秘書として、スケジュール管理や、来客対応、会議や出張同行 (適宜) 、NIMS内外との調整を行う仕事に携わりました。ここでは、NIMS経営陣の意思決定プロセスを間近で学び、また外部機関との調整等を通じ、国内外におけるNIMSの立ち位置を常に意識しながら仕事を行うという貴重な経験をすることが出来ました。
平成25年9月に外部連携部門に異動してからは、主に企業 (国内外を問わないグローバル企業) との連携促進業務に携わっています。具体的には、企業との”組織的連携”促進に向けた戦略的な立案や、新たな連携の仕組み作り、またNIMSが力を入れている“企業連携センター”全体の運営管理や活動拡大に向けた企画、新規センター立ち上げ支援業務等を行っています。加えて、NIMSの研究成果発表の展示会等の企画・運営等、企業との連携に関する幅広い業務に携わっています。
これら多岐に渡る業務を担当する連携企画室において、総勢12名のメンバーがそれぞれの役割と責任を持ち円滑に業務遂行出来るよう、担当分担や業務量管理等において室長を補佐する業務も自身の大事な業務です。

2.新たな連携プロジェクト (産学官連携) 立ち上げについて

今現在携わっている業務の中で一番大きな割合を占めているのが、『NIMSを含む計7機関 (企業や大学等による産学官連携) が協働して、NIMSが発明した技術を、“社会で使える技術”に作り込んで世の中に送り出す』プロジェクトで、これは国の研究機関であるNIMSにとっても初めての試みです。NIMSはプロジェクトを引っ張っていく幹事機関としての立場にあり、私はその事務局における事務全般を担っています。異なる分野の企業や大学が複数集まり、それぞれの事情が異なる中で、目標設定や進捗管理等、取り纏めるのは簡単ではありませんが、組織を超えてメンバーが同じゴールに向けて苦楽を共にする貴重な経験と、複数の大企業を動かし、NIMSで生まれた技術で世の中を変えていく実感を得ることが出来、 (日々膨大な量の業務に追われつつも、、) 充実感を持って仕事に取り組んでいます。

3.職場の雰囲気について

連携企画室での仕事は、案件毎 (客先毎) にチームで対応する形体が主となります。チームを構成する各々の役割と責任を明確にするのが私の仕事で、客先の事情に合わせた工夫や対応が出来る様、なるべく多くの裁量を実務担当者に渡し、チーム毎の運営方法を尊重するようにしています。連携企画室内では、成功・失敗事例ともに共有するようにしており、職位や経験に捕らわれず、各々の役割で意見を出し合い、ディスカッションする風土が出来つつあります。私自身も、室員のみんなから教えを乞う日々を過ごしております。

4.とある一日のスケジュール

  9 : 00※出勤・メールチェック
10 : 00 企業との打合せ (組織間連携促進に関する計画作成)
12 : 00 昼休み
14 : 00 業者との打合せ (新規プロジェクト用HP立ち上げ)
16 : 00 所内打ち合わせ (新規プロジェクトの所内規程・手続き確認)
18 : 00 メール処理等
19 : 30退勤

※フレックスタイム制度適用

5.志望者へのメッセージ

目まぐるしく変化する現代において、「材料」は世界に変化をもたらす重要な要素です。
NIMSが行っている「物質・材料に関する基礎・基盤研究」は、今も、これからも、世の中を変える原動力になり得る研究です。
世界を変える研究所NIMSを支え、実際に動かしていく上で、我々事務職員が担う役割は大きく、やりがいのある仕事だと実感しています。事務職は配属先により、その役割や業務内容が大きく異なりますが、NIMSの“丁度いい規模感”のお蔭で、お互いの顔が見え、声が届く環境にあるので、各部署の経験を通し、各々がNIMSを動かし、延いては世界を変える仕事をしていることを実感できる環境がここにはあると思います。


職員情報

今西 祐子 (いまにし ゆうこ)
所属/役職: 外部連携部門連携企画室/専門職
採用日: 平成22年4月
採用区分: 事務

※所属・役職は2017年12月時点のものです