NIMS Award受賞者が幾原雄一氏とFranz J. Giessibl氏に決定

2024.06.06


NIMS (国立研究開発法人物質・材料研究機構)

NIMSは、本年度のNIMS Award受賞者を東京大学の幾原雄一 (いくはら ゆういち) 特別研究教授と、ドイツ University of Regensburg (レーゲンスブルク大学) のFranz J. Giessibl (フランツ J. ギーシブル) 教授の2名に決定しました。

NIMS Award 2024 受賞者

幾原 雄一 特別研究教授の顔写真

幾原 雄一 特別研究教授
東京大学大学院工学系研究科
総合研究機構

Franz J. Giessibl 教授の顔写真

Franz J. Giessibl 教授
Institute of Experimental and Applied Physics
University of Regensburg

本年のNIMS Awardは「実用化の発端となり、世の中を変えるようなインパクトのある成果をあげた」基礎・基盤技術分野の研究の中から、「透過電子顕微鏡法の革新による材料界面研究への貢献」の功績により幾原雄一特別研究教授、そして「非接触原子間力顕微鏡法の革新によるナノ材料研究への貢献」の功績によりFranz J. Giessibl教授の2名を選出いたしました。

NIMS Award 2024の授賞式及び受賞記念講演は、11月6日 (水) につくば国際会議場において開催する「NIMS Award Symposium 2024」にて行う予定です。


NIMS Award

NIMSは2007年より、物質・材料に関わる科学技術において優れた業績を残した研究者に国際賞「NIMS Award」を授与し、その功績を称えています。材料科学を大きく4つの分野*に大別し、毎年分野を変えて受賞者の選考を行います。本年度は「基礎・基盤技術」分野において「実用化の発端となり、世の中を変えるようなインパクトを与えた研究」を対象として、世界各国のトップ科学者に候補者の推薦を依頼し、中立な立場の有識者を含むNIMS Award選考委員会が厳正な選考を行いました。

*4つの顕彰分野 :  1. 環境・エネルギー材料、2. 機能性材料、3. 構造材料、4. 基礎・基盤技術


NIMS Award Symposium

NIMS Award Symposiumは、NIMS Award受賞者の功績を称えるとともに、NIMS Awardの対象分野において最先端の研究を行っている研究者を世界からつくばに集結させ、研究成果を発信することにより、当該分野における学術交流を推進するためのイベントです。昨年に引き続き、本年も、つくば国際会議場にて、NIMS Award授賞式・受賞記念講演、招待講演およびNIMS研究者による学術発表を行います。あわせて、シンポジウム参加者によるポスター発表も行う予定です。

シンポジウムの詳細は、NIMS Award Symposium 2024 公式ホームページにて順次ご案内いたします。

本件に関するお問い合わせ先

(NIMS Awardに関すること)

NIMS 国際・広報部門 学術連携室
TEL: 029-859-2477
E-Mail: nims-award=nims.go.jp
([ = ] を [ @ ] にしてください)

(報道・広報に関すること)

NIMS 国際・広報部門 広報室
〒305-0047 茨城県つくば市千現1-2-1
TEL: 029-859-2026
FAX: 029-859-2017
E-Mail: pressrelease=ml.nims.go.jp
([ = ] を [ @ ] にしてください)