国立研究開発法人物質・材料研究機構 (NIMS) とウエスタンデジタルコーポレーション (NASDAQ: WDC) は、「NIMS-Western Digital ストレージフロンティアセンター」の設置に関する覚書に署名しました。両者はストレージデバイスとしてデータセンターで使われているハードディスクドライブ (HDD) のさらなる高容量化に向けた熱アシスト磁気記録技術に関連する材料研究を共同で行っていきます。
NIMS理事長の宝野和博は本センターについて次のように述べています。「これまでもウエスタンデジタルとは長年にわたり熱アシスト磁気記録媒体に関する共同研究を行ってきましたが、今回のセンターの設立により、HDD用磁気センサーなど、より広範な材料技術に関する共同研究に展開していけることを嬉しく思っています」。
ウエスタンデジタルのバイスプレジデントおよびジェネラルマネージャの高野公史は次のように述べています。「私たちはNIMSと協力して日本にこのセンター・オブ・エクセレンスを設立できることをとても嬉しく思います。このパートナーシップは、HDD技術の進歩を加速するのに貢献します。また、日本におけるウエスタンデジタルの長年にわたる取り組みを示すとともに、ウエスタンデジタルが技術イノベーションに重点を置いていることを明確にしています」。