NIMS Award受賞者にHiroshi Julian Goldsmid氏と河本 邦仁 氏の2氏が決定

2020.09.04


国立研究開発法人 物質・材料研究機構(NIMS)

国立研究開発法人物質・材料研究機構 (理事長 : 橋本和仁 (以下、NIMS) ) は、本年度のNIMS Award受賞者をHiroshi Julian Goldsmid氏 (Emeritus Professor, The University of New South Wales) と河本 邦仁 氏 (名古屋大学 名誉教授、公益財団法人名古屋産業科学研究所 上席研究員、アブドゥルアジズ国王大学 非常勤卓越教授) の2名に決定いたしました。
受賞者
Hiroshi Julian Goldsmid
(Emeritus Prof.,
The University of New South Wales)
Hiroshi Julian Goldsmid氏の顔写真
河本 邦仁
(名古屋大学 名誉教授、公益財団法人名古屋産業科学研究所 上席研究員、アブドゥルアジズ国王大学 非常勤卓越教授)
河本 邦仁 氏の顔写真

Goldsmid氏の「ビスマステルルの熱電冷却に関するさきがけ研究とその実用による大容量光通信の実現」、河本氏の「環境調和型無機熱電変換材料の開発」が本年のNIMS Award 2020の対象分野「熱エネルギー変換や熱制御に関連した材料科学技術」において世界的に傑出した業績として評価されました。両氏の研究成果は、熱電変換技術の実用化へ向けた先駆的な材料研究として、IoT社会を支える基盤技術の進歩に大きな影響を与えました。

NIMS Award 2020の授賞式及び受賞記念講演会は、11月27日 (金) に「NIMS WEEK 2020」 (オンライン開催) の一環としてライブ配信される予定です。


NIMS Award

NIMSでは、2007年より物質・材料に関わる科学技術において優れた業績を残した研究者に国際賞「NIMS Award」を授与しており、NIMSが特に注力している材料分野を大きく4つのカテゴリーに大別し、毎年、この4つの分野から順番に顕彰を行っています。今年度は「環境・エネルギー材料」より、「熱エネルギー変換や熱制御に関連した材料科学技術」に関わる領域を対象として、世界各国のトップ科学者に候補者の推薦を依頼し、中立な立場の有識者で構成された委員会によって厳正な選考を行いました。


NIMS WEEK

年に1度、NIMSの学術的な最新成果、実用化が期待される最新技術に関する成果発表イベントを「NIMS WEEK」として集中的に開催しています。世界的な材料研究者に授与するNIMS Awardの受賞記念学術シンポジウムをはじめ、最新材料研究展示会など、材料研究の最前線を体感できる1週間となっています。

本年のNIMS WEEKは、新型コロナウイルス感染拡大の影響を踏まえ、11月27日 (金) にオンラインにて初めて開催することとなりました。NIMS Award授賞式・受賞記念講演をライブ配信するほか、NIMS研究者によるオンライン最新成果展示会を行います。

(新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況によっては、NIMS WEEK 2020の開催を中止又は延期もしくは開催内容を変更する場合があります。)


本件に関するお問い合わせ先

(NIMS Awardに関すること)

国立研究開発法人 物質・材料研究機構
グローバル中核部門 グローバル連携室
TEL: 029-859-2477
E-Mail: academic-collaboration=nims.go.jp
([ = ] を [ @ ] にしてください)

(報道に関すること)

国立研究開発法人物質・材料研究機構
経営企画部門 広報室
TEL: 029-859-2026
FAX: 029-859-2017
E-Mail: pressrelease=ml.nims.go.jp
([ = ] を [ @ ] にしてください)

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