船井情報科学振興財団 「船井研究奨励賞」をNIMS研究者が受賞

磁性・スピントロニクス材料研究拠点 磁性材料グループ 周偉男ポスドク研究員 は、公益財団法人 船井情報科学振興財団より「2020年度船井研究奨励賞」を受賞しました。

周偉男 ポスドク研究員の顔写真

磁性材料グループ
周偉男ポスドク研究員


船井研究奨励賞は「情報科学、情報技術分野を中心に広く理工系分野において、顕著な研究業績のあった若手研究者に褒賞」するもので、「国内の大学あるいは公的研究機関に所属する博士号取得後5年以内 (応募時) の研究者を対象」としています。
(船井情報科学振興財団HPより)


受賞テーマ

超高密度マイクロ波アシスト磁気記録のための発振素子及び記録メカニズムに関する研究

業績概要

マイクロ波アシスト磁気記録はハードディスクドライブの超高記録密度化を実現するための重要技術の一つです。氏は従来の単層垂直磁化記録媒体に代わり、硬磁性膜と軟磁性膜を積層させた新規な交換結合垂直磁化記録媒体を用いて、書き込みに必要な磁場がマイクロ波アシストにより1/3にまでに減らせることを実験的に実証し、そのメカニズムを解明しました。

また、マイクロ波アシスト磁気記録に必須であるマイクロ波源に対し、氏は産業界との連携の中で研究を進め、近年注目される全面内磁化型スピントルク発振素子の発振挙動を初めて解明しました。本研究成果は、ハードディスクドライブの超高記録密度化の実現に大きく貢献することが期待されます。