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NIMSのクリープ試験が最長試験時間としてギネス世界記録™に認定

NIMSが1969年6月19日に開始したクリープ試験が、2011年3月14日時点で試験開始からの総試験日数が14,868日に到達し、最長クリープ試験のギネス世界記録™として認定されました。

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ドイツのシーメンス社で2000年まで実施されていたクリープ試験が、これまでに世界中で報告されている最長のクリープ変形データであり、試験時間は356,463時間に及びます。356,463時間は14,852日と15時間に相当し、NIMSが取得した14,868日間のクリープ変形データはこの時間を抜き、長時間クリープ試験データの世界最長記録として認定されたものです。

今後も、全500台のクリープ試験機をフルに活用して、発電プラント等で使用される高温構造部材の性能と信頼性向上に貢献するための試験研究を継続して参ります。


世界最長記録となった試験の概要

試験素材 炭素鋼
試験温度 400℃
試験応力 294MPa
試験時間 356,838時間
変形量 5.6%

クリープ試験とは

高温に加熱された試験片に一定の荷重をかけて、金属材料の時間の経過に伴うクリープ変形量や破断するまでの時間を測定する試験。高温で金属材料に荷重がかかると、時間の経過に伴って徐々に塑性変形が進むクリープ (Creep : 「這う」の意) という現象が起こるため、ボイラやタービンなどの火力発電プラント、石油化学プラントの圧力容器などの大型高温機器に使われる材料でクリープが問題になる。


「NIMS千現地区 クリープ試験機群」の画像

NIMS千現地区 クリープ試験機群