国際標準化活動
研究成果の標準化による社会実装
NIMS国際標準化委員会委員長挨拶

委員長 西島元
特定国立研究開発法人であるNIMSの使命には、「科学技術の進展及び社会の要請に的確に対応しつつ、人材の育成並びに研究開発及びその成果の普及等に務める(中長期目標より抜粋)」ことが挙げられています。学会等における発表、学術論文、特許取得等に加えて、研究成果を規格・基準に反映させる標準化活動も、この「成果の普及」のための手段の一つです。NIMSはこれまでも国内外の多岐にわたる標準化活動に取り組んできました。特にVAMASプロジェクトでは40年以上にわたり我が国の中心的な役割を果たしてきております。これからの研究開発活動、特に多額の国費が投じられている大型プロジェクト等においては、標準化による研究成果の社会実装がこれまで以上に強く求められています。NIMS国際標準化委員会は、NIMSにおける標準化活動の現状及び成果を集約して可視化を図るとともに、今後の標準化活動をより一層活性化することを目的としております。標準化活動を通して研究成果の社会実装に貢献することを目指して活動を進めてまいりますので、皆様のご理解とご協力を宜しくお願いいたします。
国際標準化活動の方針
NIMSでは、研究活動を通して国内外の物質・材料研究を牽引するために、国際標準化委員会を組織し、中長期的な視点で以下のような体制整備や活動強化の策定・実施をおこなっています。
※ VAMAS活動とは
Versailles Projects on Advanced Materials and Standards (新材料および標準に関するベルサイユプロジェクト) で、参加国間での新材料に関連した新技術の発展と国際標準化を促進することにより、先端技術製品の貿易を活性化し、経済的交流を活性化することを目的としています。
- 標準化により、研究成果の社会還元 (研究成果の普及) を促進
- 材料関連規格等の高度化により、安全性・信頼性棟の観点 (国土強靭化等) から社会還元に貢献
- VAMAS※の国内対応事務局として、新材料に関する標準化活動を取りまとめ見える化
- 研究成果の社会還元の手段として、論文発表および知財化に加えて、標準化活動の意義をNIMS内外に周知
※ VAMAS活動とは
Versailles Projects on Advanced Materials and Standards (新材料および標準に関するベルサイユプロジェクト) で、参加国間での新材料に関連した新技術の発展と国際標準化を促進することにより、先端技術製品の貿易を活性化し、経済的交流を活性化することを目的としています。
お知らせ・イベント
- 2025.03.19
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令和6年度産業標準化事業表彰・経済産業大臣表彰の受賞者インタビューに菊池 正紀 グループリーダー (高分子・バイオ材料研究センター バイオセラミックスグループ) の記事が掲載されました。 (2025.3.18更新)
- 2025.02.17
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PDFファイルをダウンロードしてご覧いただけます。(PDF: 10.4MB)
- 2024.12.16
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7 回目となる今年度のNIMS 国際標準化セミナーは、NIMS 職員に標準化の意義や重要性を理解していただくとともに、標準化に関わる契機となるような情報の場となることを目的とし、機構内31 名が参加しました。
- 2024.11.21
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2024年10月8日、令和6年度産業標準化事業表彰・経済産業大臣表彰をVAMASメンバーの菊池正紀グループリーダー (高分子・バイオ材料研究センター バイオセラミックスグループ) が受賞しました。
- 2024.03.19
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2024年2月28日に「第6回NIMS国際標準化セミナー」を開催し、28名の方々に参加いただきました。
- 2024.03.04
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2020年より毎年出版しております「NIMS材料標準化活動総覧」の2024年版を刊行いたしました。
- 2024.02.28
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NIMS国際標準化委員会 木村委員長、株式会社 mil-kin 代表取締役 狩野氏による2講演が開催されます。
- 2023.12.11
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前VAMAS議長のFernando Castro博士(NPL, UK)による講演会を開催いたしました。
お問合せ先
国際標準化委員会
E-Mail: vamasj-secretariat=ml.nims.go.jp ([ = ] を [ @ ] にしてください)
E-Mail: vamasj-secretariat=ml.nims.go.jp ([ = ] を [ @ ] にしてください)