インド工科大学ハイデラバード校 (IITH) と材料研究のための学術連携センターを開設

~コロナ禍後の研究交流強化を目指して~

2021.05.14


国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)
インド工科大学ハイデラバード校

インド工科大学ハイデラバード校とNIMSは、2021年4月6日付で、「NIMS-インド工科大学ハイデラバード校連携研究センター」開設のための契約を締結しました。

概要

インド工科大学ハイデラバード校(Indian Institute of Technology Hyderabad (IITH), Director : Prof. B. S. Murty, インド テランガーナ州 サンガーレッディ地区 カンディ) と 国立研究開発法人 物質・材料 研究機構 (NIMS理事長: 橋本和仁、茨城県つくば市) は、2021年4月6日付で、「NIMS-インド工科大学ハイデラバード校連携研究センター」開設のための契約を締結しました。

IITHは、理工系教育で世界的に名高いインド工科大学(IIT)の一つであり、中でもハイデラバード校は日本の外務省と国際協力機構 (JICA) から技術・財政支援を受けて設立された経緯から、日本とのつながりが特に深く、国内の企業や研究機関から注目を集めている大学です。IITHとNIMSは2019年11月に、研究者の交流と情報交換を目的とした、機関間の包括的な研究協力の推進に関する協定を締結し、さらに、2020年に国際連携大学院協定を結び、博士課程の大学院生がNIMSで最長1年研究滞在できるようになりました。この度、両機関の材料分野での強みを相補的に活かした共同研究をさらに発展させるために、IITHの若手教員がサバティカル休暇期間中に大学院生を伴ってNIMSに滞在し、NIMSの研究者と持続的な共同研究を実施するための「NIMS-インド工科大学ハイデラバード校連携研究センター」を開設しました。

上記のように、IITHは日本と強い特別な絆で結ばれています。このセンター開設は、この絆をさらに強化し、両国の将来を担う研究者が材料科学の分野で最高の成果を出せるよう支援します。

初年度は、インド国内において今後大きな成長が期待される産業分野 (デジタル情報通信及び低炭素社会関連分野) への貢献が期待される2課題が採択されました。今後、本センターを核にして、日印材料技術ネットワークの強化に貢献していきます。

現在、両機関の研究者は、オンラインでの情報交換や、試料提供によって、コロナ禍後の研究協力に備えています。


「プレスリリース中の図 : 橋本和仁NIMS理事長 (左) とB. S. Murty IITH学長 (右)  (センター設置契約に係るオンライン調印式の様子) .」の画像

プレスリリース中の図 : 橋本和仁NIMS理事長 (左) とB. S. Murty IITH学長 (右)
(センター設置契約に係るオンライン調印式の様子) .



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