第4回 構造材料研究拠点シンポジウム開催
2017.03.21
(2017.04.07 更新)
平成29年3月21 日 (火) に物質・材料研究機構 千現地区において、第4回構造材料研究拠点シンポジウムを開催しました。国土強靭化および産業競争力強化に資する構造材料の研究拠点として平成26年10月に発足した当拠点は、課題解決型の基礎基盤研究並びに社会実装に向けた革新的シーズ創出とその磨きあげを産学官が連携して推進する場の形成を目指し、各種の大型プロジェクト研究を展開してきましたが、この度、昭和41年度に開始したクリープデータシートプロジェクトが50年の節目を迎えました。そこで、今回のシンポジウムでは、耐熱金属材料に造詣の深い有識者からのご講演・ご議論をいただきながら、NIMSにおけるクリープ試験研究の進捗状況を報告するとともに、今後の構造材料研究の方向性についても議論を行いました。
シンポジウムには約120名もの方々にご参加いただきました。小出理事の開会挨拶に続き、東京大学 生産技術研究所 研究顧問 金子祥三先生より、「エネルギー問題の解決に向けた技術動向と材料への期待」、九州工業大学 工学研究院物質工学研究系 特任教授 増山不二光先生より、「材料開発・実用化における規格化の意義と重要性」と題した招待講演を頂きました。引き続き、木村一弘上席研究員が、「クリープデータシートプロジェクトの歩みと現状」について発表するとともに、新日鐵住金株式会社 技術開発本部 鉄鋼研究所 主幹研究員 岡田浩一様より、「高強度耐熱鋼開発の経緯と今後の展望」と題した招待講演を頂きました。
関連ファイル・リンク
- 構造材料研究拠点(RCSM)