山崎貞一賞は、新材料に関して、実用化につながる優れた創造的業績をあげた人を対象とし、今年が13回目となります。
原田特命研究員らは、ニッケルを主成分とする耐熱性で世界記録を誇る超合金を開発し、高温タービン材料として最新型ジェット機のエンジンやガスタービンなどへの実用化につなげました。このタービンを用いると、燃料を従来よりも高い温度で燃焼させることができるため、CO2の排出量を削減することができます。
贈呈式は東京上野の日本学士院で行われ、白川英樹選考委員長による受賞理由の紹介のあと、受賞者全員に賞状、金メダルおよび賞金が贈呈されました。さらに受賞者を代表して原田特命研究員がこれまでの研究内容について発表を行いました。