東京アニメアワードフェスティバル2014とは、東京アニメアワードフェスティバル実行委員会・一般社団法人 日本動画協会主催による、アニメーション作品の振興を目的とした国際アニメーション映画祭であり、「超合金製トロフィー」はアニメと材料技術という、日本が世界に誇る二大分野の最初の架け橋となるべく、製作された。
原田招聘研究員らの研究する「超合金」は、耐熱性、耐酸化性、耐腐食性、機械的強度などの耐環境性に秀でた合金で、ボーイング787のジェットエンジンにも用いられている材料であり、NIMSの協力の下、その研究端材がアニメ界のメカデザインの第一人者である大河原邦男氏のデザインにより、トロフィーとして生まれ変わった。
授賞式でトロフィーを手にした高畑監督は、その超合金トロフィーの重量を、にこやかにトロフィーを上下させながら感じ取っていた。