高分子・バイオ材料研究センターが台湾の３大学と部局間MOUを締結

中原大学は台湾の私立総合大学において上位大学の1つであり、R&D Center for Membrane Technologyは2000年に中原大学内に設置された研究センターです。薄膜材料は化学、エネルギー、環境保全、生物工学、医療、食品、エレクトロニクスなどの多くの研究開発で重要な役割を果たしています。国際連携を通して、NIMSで開発された膜材料の基礎研究ならびに実用化に向けた研究を推進します。 

国立成功大学は台湾のTOP 5に入る大学であり、Center of Applied Nanomedicineは基礎研究としての材料開発と臨床ニーズをターゲットとした課題指向型研究を行い、分野横断型チームを志向しています。これは、高分子・バイオ材料研究センターのバイオ分野の方向性とも一致します。今回、2度のワークショップ開催を契機に議論が進み、国際連携への方向性が確認できました。この連携を通して、NIMSで開発された材料の実用化に向けた研究の促進が期待されます。

国立中興大学のi-Center for Advanced Science and Technology (iCAST) は、ナノサイエンスとナノテクノロジー研究を推進し、将来の才能を育成するために2003年に設立されたセンターです。NIMSは国立中興大学の研究者、学生の受入を高分子分野で行って来た経緯もあり、今回NIMSに新設された当センターとの国際連携により、NIMSで開発された材料の実用化に向けた研究の促進が大いに期待されます。