NZ マクダイアミッド研究機構と機関間MOUを締結

2023年8月31日、ニュージーランドのマクダイアミッド研究機構(The MacDiarmid Institute for Advanced Materials and Nanotechnology)のCo-Director Prof. Justin Hodgkiss(ビクトリア大学教授)とProf. Nicola Gaston(オークランド大学教授)ほか視察団がNIMSを訪問し、当機構との機関間MOUの調印式を執り行いました。

マクダイアミッド研究機構は、ニュージーランド国内のビクトリア大学ウエリントン校,
オークランド大学, オタゴ大学, カンタベリー大学, マッセー大学および政府のイノベーション機関2機関からの研究者が集まり、 2002年にビクトリア大学内に開設されました。この研究所は、ニュージーランド出身の著名な化学者アラン・グラハム・マクダイアミッド博士(導電性ポリマーの発見と開発により、アラン・ジェイ・ヒーガー博士、白川英樹博士とともに2000年にノーベル化学賞を受賞)の名前を冠していることでも知られています。

マクダイアミッド研究機構は研究者約100名、修士課程学生 52名、博士課程学生 287名、ポスドク研究員 86名および研究支援員58名(同機構2022年年報データより)から構成され、その規模は比較的小さいものの、同研究機構が発表した全論文(2013-2022年)に占める材料科学分野の論文の割合は約48.5%と非常に高い位置にあります。

本調印式後には、相互理解を深め共同研究のシーズを発掘する目的で、訪問団の研究紹介セミナーとラボ見学が行われました。今回のMOU締結と訪問により、同研究機構とNIMSとの活発な共同研究が増えることが大いに期待されます。

調印式での宝野 和博 NIMS理事長とMcDiarmid Instituteのco-director 2名

ラボツアーで研究紹介を行う寺部 一弥 特命研究員

ラボツアーで研究紹介を行う 白井 康裕 グループリーダー

ラボツアーで研究紹介を行う 太田 一司 主席エンジニア

ラボツアーで研究紹介を行う 袖山 慶太郎 分野長

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E-Mail: academic-collaboration=nims.go.jp ([ = ] を [ @ ] にしてください)