インド理科大学院(IISc)と機関間MOUを締結

2023年7月27日、インド理科大学院(Indian Institute of Science (IISc))の国際連携部門チェアのAbhishek Kumar Singh教授がNIMSを訪問し、機関間の包括的な研究協力の推進に関するMOUを締結しました。

MOU調印式の写真(左:IISc Abhishek Kumar Singh教授/右:NIMS宝野理事長)

IIScは、1909年に設立された長い歴史をもつ大学です。インドの国内大学ランキングNational Institutional Ranking Framework (NIRF)では、11の異なる分野(overall, university, colleges, engineering, management, pharmacy, law, medical, architecture, dental and research)におけるランキングされており、IIScはそのうちのUniversity分野において2016年から2023年に1位、Research分野でも2021年から2023年に1位にランクされる名実ともにインドを代表する大学の1つです。

現在、在籍学生数4500名、教員と研究職員数500名の規模で、年間2000報の論文を公表している、大変、研究発信力の高い大学です。SciVal分析ツールによると、2013年から2022年にかけて、量子技術、リモートセンシング、合金材料、触媒材料、有機金属蓄電池及び蓄電池材料に関するIIScの公表論文は、フィールド ウェイティド サイテーション インパクト(FWCI値)1.23~1.81(ちなみに、この分析指標の世界平均は1.0)、プロミネンス・パーセンタイル96.656~98.729(ちなみに、この指標は研究テーマの注目度と勢いを示すもので、100が客観的評価の最高値。)と非常に高い値が付与されていると報告されています。

NIMSが得意とする材料研究分野との共通点も多く、MOU締結を機に、多くの新規国際共同研究が開始されることが期待されます。

今後は、IIScと学生の受け入れに関する協定の締結についても、検討を進めていく予定です。

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E-Mail: academic-collaboration=nims.go.jp ([ = ] を [ @ ] にしてください)