第97号

2019.12.20 発行


今号の内容

  1. 最新研究ニュース
    • 「デジタルアートの新境地 ! 葉っぱ型に加工したディスプレイで紅葉を再現」
    • 「水と油の境目が再生医療を変える!? 高価な試薬なしに幹細胞分化に成功」
  2. NIMS NOW 最新号 「さび大研究 ! 」

1 : 最新研究ニュース
にじみを表現できる省電力ソフトディスプレイによる芸術的表現の試み (11/25)

CGやデジカメでの写真撮影など、身近にあふれるデジタルアート作品の数々。コンピュータ処理で様々な表現が可能になった一方、ディスプレイの四角い形状や使用できる色の数が有限など、知らず知らず表現の幅が制限されています。

そんなデジタルアートの壁を打ち破ったのが今回の『落ち葉型ディスプレイ』。

葉っぱの形に切り抜かれたディスプレイにわずかな電流を流せば、自然の紅葉さながら、にじむように無段階に色が変化します。このディスプレイ、虫食いの穴も再現。さらに逆向きに電流を流すと、緑の葉へ戻すことも可能です。

なぜ自由な形状に加工が可能なのか?
紅葉の色の変化はどうやって再現してるのか?

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液々界面に生じるしなやかなタンパク質ナノ薄膜が幹細胞を神経に導く (12/10)

様々な細胞に分化する能力を持つ幹細胞。再生医療の現場では、シャーレ内で幹細胞を培養して、神経細胞など目的の細胞へ分化させて利用します。ただこの分化には、これまで高価な試薬が必要なことが課題でした。

そこでNIMSが注目したのは、幹細胞を培養する足場の環境。細胞培養液 (水溶液) とパーフルオロカーボン (油の一種) の間にできた、変形・流動する足場で幹細胞を培養することで、高価な試薬なしに神経細胞へ分化させることに成功しました。

再生医療の低価格化につながるこの技術。
なぜ変形・流動する足場で分化を誘導できたのか?

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2 : NIMS NOW最新号 さび大研究 ! ~人工知能から細菌まで~

高度経済成長期に建設されたインフラの老朽化が深刻な課題となっています。鉄がさびてもろくなる腐食が主な原因ですが、周囲のさまざまな環境が作用し進行するため、その仕組みは極めて複雑。いまだ、鉄の腐食を食い止めるには至っていません。

この難題に、NIMSは最先端の手法で挑んでいます。環境と腐食との関係をモデル化するAIや、さびの生成を意図的に加速させる試験法、さらに鉄を腐食させる細菌の正体をあばく電気化学的な手法まで。さび研究の新境地を切り拓く、NIMSの最新成果に迫ります。

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