医薬品関連マテリアルズオープンプラットフォーム発足

国立研究開発法人 物質・材料研究機構 (NIMS)

NIMSは、機能性材料研究拠点医療応用ソフトマターグループの川上亘作グループリーダーをプラットフォーム長として、製薬企業11社とともに医薬品に関するマテリアルズオープンプラットフォーム (MOP) を発足させました。

概要

  1. 国立研究開発法人物質・材料研究機構は、機能性材料研究拠点医療応用ソフトマターグループの川上亘作グループリーダーをプラットフォーム長として、製薬企業11社とともに医薬品に関するマテリアルズオープンプラットフォーム (同業多社が企業の壁を越えて共同研究に取り組む場 : 以下MOP) を発足させました。
  2. 本MOPには、アステラス製薬株式会社、エーザイ株式会社、沢井製薬株式会社、塩野義製薬株式会社、第一三共株式会社、大鵬薬品工業株式会社、武田薬品工業株式会社、田辺三菱製薬株式会社、中外製薬工業株式会社、東和薬品株式会社、日本新薬株式会社の11社が参画しています。医薬品開発に関わる候補化合物の物性評価と製剤開発に関わる共同研究を進め、研究開発の基盤力強化、開発技術の共有、および開発手法の標準化を目指した活動を行います。
  3. 従来の医薬品は低分子化合物が中心でしたが、近年は抗体や核酸などの生体高分子を利用するなど治療様式 (モダリティ) が多様化しており、コロナワクチンも核酸の一種であるmRNA技術によって実用化されたことは記憶に新しいところです。本MOPにおいては、抗体医薬や核酸医薬などを中心に、物性評価・製剤開発に関わる研究を行いますが、これら新モダリティの開発技術は未だ発展途上であり、その基礎となるマテリアルサイエンスが手薄なことが課題でした。
  4. そこで医療材料の基礎研究を長年にわたり行い、また化学・鉄鋼などのMOPを推進してきたNIMSを核に、国内の主要製薬企業が共同で基礎研究を行う医薬品開発MOPを立ち上げることとしました。各企業が保有技術を結集して共同で基礎技術力を磨くことで、国際競争力の高い技術を共有できるものと期待されます。
  5. 医薬品開発において、高い有効性と安全性を有する化合物を発見するだけでは、製品化できません。マテリアルサイエンスに基づく適切な製剤化によって、人体への投与が可能となります。本MOPでは、創薬研究で発見された新たな医薬品を確実かつ迅速に製品化するための研究を展開します。得られた成果は製薬企業における開発研究に直接活用され、人々の健康維持に直接貢献するものです。

「プレスリリース中の図 : MOPの構成」の画像

プレスリリース中の図 : MOPの構成




お問い合わせ先

(研究内容に関すること)

国立研究開発法人 物質・材料研究機構
機能性材料研究拠点 医療応用ソフトマターグループ
グループリーダー
川上亘作 (かわかみこうさく)
TEL: 029-860-4424
E-Mail: KAWAKAMI.Kohsaku=nims.go.jp
([ = ] を [ @ ] にしてください)

(報道・広報に関すること)

国立研究開発法人 物質・材料研究機構
経営企画部門 広報室
〒305-0047 茨城県つくば市千現1-2-1
TEL: 029-859-2026
FAX: 029-859-2017
E-Mail: pressrelease=ml.nims.go.jp
([ = ] を [ @ ] にしてください)
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