プレスリリース 2020年
~高価な成長因子の添加が不要 再生医療の基盤材料として期待~
2020.07.06
国立研究開発法人 物質・材料研究機構 (NIMS)
NIMSは、再生医療での細胞・組織移植で重要となる、新しい血管の形成を促進させる低コストな自己組織化粒子ゲルを開発しました。現在使われている高価で不活性化しやすい成長因子が必要ないため、治療効果を下げずに医療費の削減を可能にする再生医療の基盤技術として期待されます。
プレスリリース中の図 : ドデシル化タラゼラチンを用いて調製した粒子 (左) と生理食塩水を加えて調製した自己組織化粒子ゲル (右) 。粒子に生理食塩水を加えることにより、注射器から注入可能なゲルとなる。