NIMS研究者2名が「ベスト産業実用化賞」「ベスト・アイデア賞」をそれぞれ受賞

- 第20回 SAT 2021テクノロジー・ショーケース-

2021.03.05


令和3年2月19日(金)にオンライン開催された「第20回 SAT 2021テクノロジー・ショーケース」 (主催 : (一財) 茨城県科学技術振興財団つくばサイエンス・アカデミー (SAT) 、共催 : NIMSを含む25機関・団体、後援 : 文部科学省等26機関・団体) において、機能性材料研究拠点 電子機能高分子グループの樋口昌芳グループリーダーが「ベスト産業実用化賞」を、統合型材料開発・情報基盤部門 データ駆動高分子設計グループの内藤昌信グループリーダーが「ベスト・アイデア賞」に選出され、つくばサイエンス・アカデミーより表彰されました。

「データ駆動高分子設計グループ 内藤昌信グループリーダー」の画像

データ駆動高分子設計グループ
内藤昌信グループリーダー


「電子機能高分子グループ 樋口昌芳グループリーダー」の画像

電子機能高分子グループ
樋口昌芳グループリーダー



今回NIMSからは、構造材料研究拠点 表面・接着科学グループ細田 奈麻絵グループリーダーが「つくば発注目研究ポスター発表」として「ハエの脚をモデルに開発した接着技術」を発表したほか、「一般研究ポスター発表」としてNIMSから2件の発表を行いました。全ポスター81件に対して行われた審査の結果、今回、機能性材料研究拠点 電子機能高分子グループの樋口昌芳グループリーダーの「EC 調光ガラス (カーテンやブラインドのない生活を目指して) 」発表に対し「ベスト産業実用化賞」が、統合型材料開発・情報基盤部門 データ駆動高分子設計グループの内藤昌信グループリーダーの「ハリセンボンをヒントに耐久性に優れた超撥水 材料を開発 高い耐摩耗・変形耐性を実現、 構造材料への適応可能に」発表に対し「ベスト・アイデア賞」が授与されました。


SAT 2021テクノロジー・ショーケースについて

SAT 2021テクノロジー・ショーケースは、“異分野交流による知の触発”をスローガンに毎年開催されており、今年はつくば地区における5件の「つくば発注目研究」ポスター発表の他、院生・大学生・高校生からの発表も含む合計81件の「一般研究」ポスター発表が行われました。

このポスター発表とあわせて開催された特別シンポジウムの第1部として、 “地球計測衛生と新型コロナウイルス感染症”をテーマに、JAXA第一宇宙技術部門衛星利用運用センターの濱本 昂研究開発員より「コロナ影響把握のための衛生データ解析における国際連携」、JAXA同部門地球観測研究センター/GOSAT-2プロジェクトチームの塩見 慶主任研究開発員より「GOSATによる温室効果ガス観測にみるコロナの影響」、「withコロナ時代の地球観測衛星を活用した災害対応」という視点から、JAXA第一宇宙技術部門地球観測研究センターの山地 萌果研究開発員及び土木研究所 水災害・リスクマネジメント国際センターの大原 美保主任研究員から、興味深い特別講演が行われ、さらに第2部では、それらを受けて、宇宙航空研究開発機構・筑波宇宙センター所長の寺田 弘慈理事を座長としたパネル討論会が行われました。