令和2年 秋の叙勲について

令和2年秋の叙勲

令和2年 秋の叙勲受章者が令和2年11月3日付で発令され、岸本直樹 元物質・材料研究機構 量子ビーム研究センター長が瑞宝小綬章を受章しました。

瑞宝小綬章

岸本 直樹 (元物質・材料研究機構 量子ビーム研究センター長)

量子ビーム技術を用いた材料非平衡過程のその場計測に関する研究及び金属ナノ粒子の構造制御とプラズモニクスに関する新たな材料科学技術分野を開拓し、その研究開発を総合的に推進しました。

量子ビーム照射下の材料非平衡過程のその場計測・制御に関する研究

世界最高の大電流重イオンビーム加速器と高出力レーザービームを複合化させた「極限粒子場形成装置」を開発し、電子機能材料やセラミックス構造材料等に適用して、原子のはじき出しや原子導入過程のみならず、電子励起過程に起因する材料非平衡過程をその場計測かつ材料制御する技術を開発し、ナノ構造・機能を解析・制御するという新たな科学技術分野を開拓しました。

イオンビームによる金属ナノ粒子の生成制御とプラズモニクスに関する研究

量子ビーム技術によるナノ材料の組成制御、あるいは電子励起等による原子移動や反応促進効果などを利用して金属ナノ粒子材料の生成・空間制御技術を開発しました。すなわち大電流負イオン注入法、負イオン照射・同時電子ビーム蒸着法、重イオンとレーザー複合照射技術、さらには、イオンビーム・ナノパターンニング技術等を開発し、サブピコ秒の超高速光スイッチング等のプラズモニクス・デバイスの研究開発を推進しました。

 ※叙勲受章者名簿上では、"元 (独)物質・材料研究機構 総合戦略室長"として掲載されています。