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橋本和仁理事長が紫綬褒章を受章

令和元年秋の褒章

2019年11月3日発令の令和元年秋の褒章において、橋本和仁理事長が紫綬褒章を受章しました。

紫綬褒章は、科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術文化分野における優れた業績を挙げた人に贈られるもので、様々な物質の光物性や電子移動に関する物理化学的研究を中心とした基礎化学及び産業応用への業績が高く評価され、受章に至りました。

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橋本  和仁 (はしもと かずひと)
国立研究開発法人物質・材料研究機構 理事長
国立大学法人東京大学 総長特別参与・教授
内閣府 総合科学技術・イノベーション会議 議員

業績

環境およびエネルギー問題の解決に向けて、物理化学や材料化学が重要な役割を果たすべき事をいち早く着目し、様々な物質の光物性や電子移動に関する物理化学的研究を中心とした基礎化学及び産業応用への業績が高く評価されました。具体的には、微弱な紫外光が酸化チタンの表面物性を変換させるという光誘起親水性の発見を契機に、防汚機能や抗菌・抗ウイルス機能を持つ光触媒建築材料という新産業分野の創生を行い、また、可視光で機能する光触媒の開発を行うことで、同産業分野の拡大に大きく貢献しました。

さらに、光で磁性を変化させる機能を有する新物質の設計と合成、さらには鉄化合物ナノコロイドと微生物の細胞外膜チトクロームC間での電子移動現象を用いる新しいエネルギー変換系の構築、といった新しい研究分野を次々と切り開き、物理化学・材料科学分野において、これまでの領域を大きく踏み越えた学際領域の開発に多大な貢献をしました。


略歴

1980年4月 分子科学研究所文部技官
1984年2月 同助手
1989年9月 東京大学工学部講師
1991年11月 同助教授
1997年7月 東京大学先端科学技術研究センター教授
2004年4月 同所長 (2007年3月まで)
2004年4月 東京大学大学院工学系研究科教授 (2016年3月まで)
2016年1月 国立研究開発法人物質・材料研究機構 理事長 (現職)