SSHPによりASEAN地域の高校生がNIMSを見学

2023年8月2日、インドネシア、フィリピン、およびシンガポールの高等学校から、74名の優秀な学生がNIMSを訪問しました。

NIMS千現地区ロビーにて集合写真

さくらサイエンス・ハイスクールプログラム(SSHP)は、科学技術振興機構(JST)が直接海外の優秀な高校生を1週間日本に招聘し、日本の科学技術に対する訪日高校生の関心を高め、その体験を通じて日本の大学、研究機関、企業が必要とする優秀な海外人材を育成することを目的としています。そのため、このプログラムでは、日本の名門大学や著名な国立研究機関等を訪問するツアーを実施しています。

午前中は、インドネシアからの高校生39名が、午後はフィリピン(23名)、シンガポール(12名)の高校生計35名がNIMSの研究室を見学しました。午前の部ではインドネシア籍のインダリ エフィ ダウィさん(NIMSポスドク研究員 高機能光学セラミックスグループ)による、「インドネシア研究者による、NIMSへのキャリアパス」と題する発表がインドネシア語で行われ、参加した高校生たちは熱心に耳を傾けていました。
ついで、NIMSにおける学生の受け入れに関する各種プログラムの説明が行われたのち、3グループに分かれて、千現地区内の3つのラボ(スピントロニクスグループ、 グリーン磁性材料グループ及び積層材料グループ)を見学しました。

各ラボの説明は、インドネシア出身のポスドク研究員およびNIMSジュニア研究員らがインドネシア語を用いて行ったことで、参加した高校生から熱心な質問が多くなされ、大変好評のうちに見学を終えました。

今後、参加者の多くが、日本の大学への留学や、日系企業への就職を通して、日本とASEAN各国との絆が強化されることが期待されます。

図1 インダリ エフィ ダウィさんの発表の様子

図2 コートザール ズルファ ヒルミ さん(NIMSジュニア研究員)によるグリーン磁性材料 グループラボにおける研究紹介の様子

図3  エドガード ジョディ デニスさん(NIMSジュニア研究員)による積層材料グループラボにおける研究紹介の様子

図4  ファトニ クレスナ ボンダンさん(NIMSポスドク研究員)によるスピントロニクスグループ ラボにおける研究紹介の様子

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