ナノ材料とバイオメディシンに関する日本・台湾ワークショップ開催

2023.06.20 更新

ナノ材料とバイオメディシンに関する日本・台湾ワークショップを開催

ワークショップ参加者グループ写真



2023年5月15日、NIMS並木地区WPI-MANA オーディトリアムにおいて2023年ナノ材料とバイオメディシンに関する日本・台湾二者間ワークショップを開催しました。 (主催 : NIMS 高分子・バイオ材料研究センター (日本) 、共催 : 国立成功大学応用ナノ医療センター (台湾) )

近年、腸内や口腔内の細菌から分泌される膜小胞(Membrane Vesicle : MV)やヒト細胞から放出されるエクソソーム(Exosome Extracellular Vesicles : EEV)と言ったナノ粒子がヒトの健康を左右することが明らかになりつつあります。そこで、本二者間ワークショップは、NIMSと国立成功大学の応用ナノ医療センターの専門家が一堂に会し、上記MV、EEVやナノ医療技術に関しての技術的進歩を共有し、国際共同研究を加速することを目的として開催されました。

本ワークショップには87名 (うち、海外居住外国人参加者数11名) の参加があり、各センターの最新の成果に対して活発に議論が行われました。さらに、センター間の若手人材の交流を積極的に行う方法など、すでに共同研究を行なっている両センターの研究者を中心とした二者間国際共同研究を加速させるための良い情報交換の機会となりました。

来年以降は、情報交換セミナーを二者間で交互に一年おきに開催していく提案がなされるなど、今後の両センター研究者の密接な連携によるナノ医療技術の開発が加速することが期待されます。


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