2023.08.23 更新

インド理科大学院 (IISc) と機関間MoUを締結

2023年7月27日、インド理科大学院 (Indian Institute of Science (IISc)) の国際連携部門チェアのAbhishek Kumar Singh教授がNIMSを訪問し、機関間の包括的な研究協力の推進に関するMoUを締結しました。

図 MoU調印式の写真 (左 : IISc Abhishek Kumar Singh教授/右 : NIMS宝野理事長)



 IIScは、1909年に設立された長い歴史をもつ大学です。インドの国内大学ランキングNational Institutional Ranking Framework (NIRF)では、11の異なる分野 (overall, university, colleges, engineering, management, pharmacy, law, medical, architecture, dental and research) におけるランキングされており、IIScはそのうちのUniversity分野において2016年から2023年に1位、Research分野でも2021年から2023年に1位にランクされる名実ともにインドを代表する大学の1つです。

現在、在籍学生数4500名、教員と研究職員数500名の規模で、年間2000報の論文を公表している、大変、研究発信力の高い大学です。SciVal分析ツールによると、2013年から2022年にかけて、量子技術、リモートセンシング、合金材料、触媒材料、有機金属蓄電池及び蓄電池材料に関するIIScの公表論文は、フィールド ウェイティド サイテーション インパクト (FWCI値) 1.23~1.81 (ちなみに、この分析指標の世界平均は1.0) 、プロミネンス・パーセンタイル96.656~98.729 (ちなみに、この指標は研究テーマの注目度と勢いを示すもので、100が客観的評価の最高値。) と非常に高い値が付与されていると報告されています。
 
NIMSが得意とする材料研究分野との共通点も多く、MoU締結を機に、多くの新規国際共同研究が開始されることが期待されます。
 
今後は、IIScと学生の受け入れに関する協定の締結についても、検討を進めていく予定です。


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