2023.06.01 更新

第12回スピンカロリトロニクス国際ワークショップを開催しました。

2023年5月22日から25日の4日間、文部科学省研究交流センター及びNIMSにおいて第12回スピンカロリトロニクス国際ワークショップを開催しました。 (主催 : NIMS 磁性・スピントロニクス材料研究センター、共催 : 東北大学)



スピンカロリトロニクスとは、スピントロニクスと熱輸送・熱電物性の融合領域であり、2008年に熱流によるスピン流生成現象「スピンゼーベック効果」が日本で発見されたことを契機に急速な進展を遂げてきた分野であることが知られています。
2009年に第1回スピンカロリトロニクス国際ワークショップがオランダで開催されて以来、今回が第12回目となります。

本ワークショップでは、世界各国からの著名な研究者36名による招待講演が行われ、米国、フランス、オーストリア、ドイツを含む世界15ケ国から90名の参加者 (内、海外居住者50名) が集い、大変レベルの高い研究成果発表と活発な意見交換が行われました。
講演は主につくば市にある文部科学省研究交流センターにおいて行われましたが、2日目には全参加者がNIMSに移動して「NIMSセッション」を開催し、NIMSの研究紹介やNIMS千現地区内ラボツアーを通して、NIMSの素晴らしい研究環境を世界各国の研究者に周知することができました。

本ワークショップが成功裏に終了したことで、NIMSはスピンカロリトロニクス分野における学術的な協力関係強化と国際的なリーダーシップの発揮に確かな手ごたえを得ることができました。


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