第39号

2014.11.12 発行


今号の内容

  (独) 物質・材料研究機構 (NIMS) より ■—————————————————————————————————■      NIMS『使える ! メールマガジン』  第39号  2014.11.12 ■─────────────────────────────────■   1. 最新研究ニュース  「32年ぶりの発見 ネオジム磁石に匹敵しレアアース少ない新規磁石化合物」 2. シリーズ 『鮮やか ! 実験映像』#12    ~高度な薄膜技術で全固体電池の実用化に挑む ! ~ 3. 第9回 GREENシンポジウム開催 ! 2015年1月7日 (水) 4. NIMSの磁性材料研究者がサー・マーティン・ウッド賞に 5. 広報誌『NIMS NOW』最新号   ───────────────────────────────────   ◆1 : 最新研究リリース ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「レアアース量の少ない新規磁石化合物の合成に成功」   ~最強の磁石化合物Nd2Fe14Bを超える磁気特性~           2014.10.20                                                              携帯電話やハードディスク、ハイブリッド自動車などに多用され、現代社会 を激変させた世界最強のネオジム磁石。1982年に発明されてから、これを超え る磁石は誕生していません。この磁石には耐熱性を上げるため、添加剤として 希少な元素 (レアアース) であるジスプロシウムが必要です。NIMSでは特定の 国でしか産出しないジスプロシウムに頼らない磁石の開発にさまざまなアプロ ーチで取り組み、成果を挙げてきました。そして先月、ネオジム磁石を上回る 磁気特性を持ちながら、レアアースの使用を大幅に削減した新規の磁石化合物 を発見しました。ネオジム磁石を超える磁気特性を示す物質の発見は32年ぶり の快挙です。  まだ特別な条件下で新たな化合物を発見した段階で、実際に使える磁石にす る研究はこれから始まります。しかし、多くの研究者がネオジム磁石を超える 磁石化合物は現れないだろうと考えていた中、科学の世界で飽くなきチャレン ジを続ける意義を感じていただける成果ではないでしょうか。    詳細はこちらです。      http://www.nims.go.jp/news/press/2014/10/201410200.html       ◆2 : シリーズ 『最新研究映像NIMSの力』#12 ━━━━━━━━━━━━━━      ~高度な薄膜技術で全固体電池の実用化に挑む ! ~      NIMSでは、さまざまな次世代電池の開発をおこなっていますが、今回は 「全固体リチウム電池」の話。ご存じでしょうか?通常リチウム電池の中に入っ ている電解液という液体を使わず、電池のすべてを固体で作る研究です。これに より電池の安全性が飛躍的に高まったり、充放電の繰り返しによる性能 の劣化が抑えられたりと、多くのメリットが生まれます。  しかし、固体だけで電池を作ると、電極の周りをしっかり取り囲む液体がな い分、電気の通りをよくするのが難しくなります。どうやったら電池内部の抵 抗を低くし、電気が良く通る固体電池を作ることができるのか。この問題に、 PLDという装置を使って、地道で根気のいる研究に取り組み、人知れず成果を挙 げている研究者がいます。「PLDバカ」「細かい性格」と言われながらもその方 針を変えない、強い意志を持った研究者をご紹介します。  あらかじめお断りしておきますが、内容は少々専門的です…。     http://www.nims.go.jp/publicity/digital/movie/mov141112.html       ◆3 :  第9回 GREENシンポジウム開催 ! ━━━━━━━━━━━━━━━━━    次世代のエネルギー、環境技術にオールジャパン体制で取り組んでいるNIMSの ナノ材料科学環境拠点 (GREEN) がペロブスカイト型太陽電池のシンポジウム を開きます。  有機無機ハイブリッドのペロブスカイト結晶を用いた太陽電池は、2009年に初 めて報告されて以来、わずか5年間でそのエネルギー変換効率は19%を超えまし た。変換効率のみに着目すると、従来のシリコン太陽電池に迫る勢いがありま す。しかも、この変換効率は低温・溶液プロセスで実現できるなど、注目すべき 可能性を秘めた次世代太陽電池材料です。  この分野について、東京工業大学の小長井誠先生はじめ、最先端研究に携わる 専門家をお招きし、最新の研究動向や技術課題について大いに議論します。           第9回GREENシンポジウム        「ハロゲン化金属ペロブスカイト型太陽電池の最先端」     開催日 : 2015年1月7日 (水) 13:00-17:40     会 場 : 一橋講堂 (学術総合センター2階)  アクセス情報     参加費 : 無 料         言 語 : 日本語    詳細はこちら。   http://www.nims.go.jp/GREEN/event/2015/20140918.html       ◆4 :  NIMSの磁性材料研究者がサー・マーティン・ウッド賞を受賞 ━━━━━    優れた業績を挙げた若手研究者に贈られる、イギリスのサー・マーティン・ ウッド賞を、NIMSで磁性材料を研究する林 将光が受賞しました。  評価された研究は「磁性ナノ構造における有効磁界計測とスピントルクによる 磁化ダイナミクスの研究("Effective field measurements and spin torque  dynamics in magnetic nanostructures")」です。スピントロニクスの分野で、情 報を保存するストレージ・メモリーデバイスを開発するのにつながる重要な技術 の開拓に貢献したことが大きく評価されました。  11月5日に中日英国大使館でおこなわれた授与式の様子はこちらです。        http://www.nims.go.jp/apfim/events/SirMartinWoodAward.html          ◆5 :  広報誌『NIMS NOW』最新号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    リニューアル第3弾 !  金属とセラミックス以外の、ポリマーをはじめとする“やわらかな”材料、 「ソフトマテリアル」に近年注目が集まっています。  今回の特集では、リビング重合というポリマーをつなぎ合わせる反応のわかり やすい解説や、分子が自発的に凝集して特定の機能を発揮するようになる 「自己組織化」で生成される超分子を取り上げます。  使う側の視点からは、「やわらかい」電子材料や生体関連材料、新しい接着剤や 光機能材料などをご紹介。  次号NIMS NOW「やわらかい材料 ソフトマテリアル」特集。ご期待ください。           ——————————————————————————————————— ※本メールマガジンに関するお問合せはこちら。 pr=nims.go.jp ([ = ] を [ @ ] にしてください) ※メルマガ登録解除は下記アドレスに【空メール】をお送りください。  nims.unsubscribe=fofa.jp ([ = ] を [ @ ] にしてください) ———————————————————————————————————  本メールマガジンはエクスペリアンジャパン社の「FormFactory」を利用して 配信します。登録されたデータを本メールマガジンの配信以外に使用することは ありません。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  独立行政法人物質・材料研究機構 企画部門 広報室  〒305-0047 茨城県つくば市千現1-2-1 TEL. 029-859-2026 (広報室直通)  URL:http://www.nims.go.jp/ ※掲載記事の無断転載を禁じます。 Copyright (c) NIMS. All rights reserved.  

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