長期育児休業取得体験談(4ヶ月以上)

 私は現在一歳の第一子誕生の際、 育児休暇を取得しました。理由は母乳育児 に拘りたかったからです。
離乳が始まり人見知りが強くなる前の生後 6-7ヶ月 頃に保育所へ預け始める計画を立てました。

 育休のタイミングは、 装置導入と研究立上げの準備期でしたが、心配した復帰後の研究環境に関しては幸い産休前に 見通しがつき、上司とグループメンバー方 の好意的な対応に励まされ、育休取得にあたり大きく困ることはありませんでした。
 育休中は、グループ秘書の方に事務連絡・郵便物の 転送をお願いし、又、 Web-Mail も便利に活用しました。復帰後は、 裁量労働制、職・住・保育所接近の環境及び夫の家事・育児分担、 周囲の理解に大いに助けられながら仕事を進めています。

 育休のブランクは自己啓発に有効な“サバティカルイヤー”であったと捉えています。出産・育児は、 自分にとって人を見る目 が変わった貴重な体験でした。育休取得によって「子供にこうしてあげたい」と考えたことが適い、 又、子供の急速な成長に立会え、 子供との強い結びつきが築け、母子双方に良かったと感じています。 勿論育休無しに立派に子供を育てられている方は大勢い らっしゃいますが、有能な方が環境に恵まれてできる事で、 簡単な事ではないだろうと想像します。

 私は、育休を取得させて頂き、やりがいのある研究の仕事を続けながら 親としての大変さと喜びを享受できる幸せに感謝しています。今はまだスタート地点で、 研究と子育ての両立は今後 継続する課題ですが、子育てによって人は成長するとも言われますので、自分も子育てによって成長し、 それが長い目で見て仕事にも活きるようにと願っています。


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