細谷順子
高度な情報技術で材料データを操る
高度な情報技術で材料データを操る
技術開発・共用部門 材料データプラットフォームセンター データ基盤ユニット
主任エンジニア
Q1.どのようなお仕事をしていますか?
材料分野におけるデータ駆動型研究※を促進するための材料データプラットフォーム「DICE(ダイス)」のITインフラエンジニアとして働いています。ITインフラの設計・構築・運用保守運用管理までを一貫して担当しています。これまではオンプレミス環境でシステムを稼働させてきましたが、これからはクラウド環境も利用しますので、オンプレミスとクラウドを組み合わせて使用します。私の担当は、オンプレミスやクラウド問わず、ITインフラが正しく機能するよう維持し続ける、いわゆる「縁の下の力持ち」と言えます。
※データ駆動型研究:材料に関する膨大なデータを利活用して研究開発を進めること
Q2.やりがいを感じる時や、NIMSで働く魅力は何ですか?
「設計」「構築」「運用」すべてのフェーズに携われるところです。オンプレミスのシステムをクラウド環境に移行するプロジェクトにおいても、貴重な経験をしました。手を挙げれば挑戦させてもらえる、それは魅力の一つです。新しい挑戦を受け入れてくれる組織文化があります。
Q3.今後のご自身のキャリアについて聞かせてください
これからもインフラエンジニアとして着実に実績を積み上げつつ、運用の属人性の排除やチームマネジメント力など、まだまだ足りていない知識・スキルをひとつずつ身につけられれば嬉しいです。さらに今後は「情報処理安全確保支援士」という資格を活かし、セキュリティエンジニアとしても活躍の場を広げたいと考えています。サイバー攻撃は年々増加・高度化しており、サイバー攻撃による社会的脅威が増大しています。サイバーセキュリティ対策は社会的責任を果たすうえでも非常に重要な課題であるからです。
Q4.技術系職を志望する学生さんへメッセージをお願いします
私自身、学生時代の専門は生物分野でしたので新卒のときはIT業界を全く考えておりませんでした。しかし、縁あってIT業界で働き始め、今に至っているわけですが、様々な業界に目を向けて、自分の適性ややりたいことを見つけてほしいです。NIMSは自分のやる気や考え方次第で多くの仕事を任せてもらえる環境が整っています。