ニュージーランド マクダイアミッド研究機構と機関間MoUを締結

2023.09.12 更新
2023年8月31日、ニュージーランドのマクダイアミッド研究機構 (The MacDiarmid Institute for Advanced Materials and Nanotechnology) のCo-Director Prof. Justin Hodgkiss (ビクトリア大学教授) とProf. Nicola Gaston (オークランド大学教授) ほか視察団がNIMSを訪問し、当機構との機関間MoUの調印式を執り行いました。

マクダイアミッド研究機構は、ニュージーランド国内のビクトリア大学ウエリントン校,
オークランド大学, オタゴ大学, カンタベリー大学, マッセー大学および政府のイノベーション機関2機関からの研究者が集まり、 2002年にビクトリア大学内に開設されました。この研究所は、ニュージーランド出身の著名な化学者アラン・グラハム・マクダイアミッド博士 (導電性ポリマーの発見と開発により、アラン・ジェイ・ヒーガー博士、白川英樹博士とともに2000年にノーベル化学賞を受賞) の名前を冠していることでも知られています。

マクダイアミッド研究機構は研究者約100名、修士課程学生 52名、博士課程学生 287名、ポスドク研究員 86名および研究支援員58名 (同機構2022年年報データより) から構成され、その規模は比較的小さいものの、同研究機構が発表した全論文 (2013-2022年) に占める材料科学分野の論文の割合は約48.5%と非常に高い位置にあります。

本調印式後には、相互理解を深め共同研究のシーズを発掘する目的で、訪問団の研究紹介セミナーとラボ見学が行われました。今回のMoU締結と訪問により、同研究機構とNIMSとの活発な共同研究が増えることが大いに期待されます。

図1 調印文書を手にするNIMS理事長と2名のco-directorの写真



図2 ラボツアーにおいて研究紹介を行う寺部特命研究員


図3 ラボツアーにおいて研究紹介を行う白井グループリーダー


図4 ラボツアーにおいて研究紹介を行う太田主席エンジニア


図5 ラボツアーにおいて研究紹介を行う袖山分野長


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