利用・申請可能な
NIMS制度・職制
NIMSには学生向けの様々な制度があり、これらを組み合わせてキャリアを形成することができます。
学位取得後にNIMSで研究・エンジニア職につく事も可能です。
進路状況
NIMS連携大学院で学位を取った学生の進路先
国内 大学・研究所
- 東京大学
- 東北大学
- 京都大学
- 大阪大学
- 九州大学
- 筑波大学
- 早稲田大学
- 東京工業大学
- 首都大学東京
- 長岡技術科学大学
- 産業技術総合研究所
- 理化学研究所
- ファインセラミックスセンター
海外 大学・研究所
- A*STAR (Singapore)
- Nanyang Technological University (Singapore)
- Yonsei University (South Korea)
- Vietnam National University (Vietnam)
- Viet Nam National University - Ho Chi Minh City
- University of Technology Malaysia (Malaysia)
- Bandung Institute of Technology (Indonesia)
- Tsinghua Univeristy (China)
- Shanghai University (China)
- National Taiwan University
- University of Hong Kong (China)
- University of Alberta (Canada)
- McMaster University (Canada)
- University of Minnesota (USA)
- University of Michigan (USA)
- CEA Paris-Saclay (France)
- Palacky University (Czech Republic)
- Max-Planck-Institute (Germany)
- Hamburg University of Technology (Germany)
- Suez University (Egypt)
企業
- トヨタ自動車株式会社
- 三菱ケミカルグループ株式会社
- パナソニックエナジー株式会社
- 田辺三菱製薬株式会社
- マイクロンメモリジャパン株式会社
- キヤノン株式会社
- 株式会社日立製作所
- 日産化学株式会社
- 東京エレクトロン株式会社
- サンゴバン株式会社
- サムスン電子
- フィリップス
- アプライド・マテリアルズ
- アトテック
- TSMC
卒業生インタビュー
修了者の進路は、研究所、大学、企業とさまざまですが、後に共同研究などの形でNIMSと関わり続けている卒業生も少なくありません。また、研究者としてキャリアアップしてNIMSに戻ってきた卒業生もいます。
筑波大学大学院 数理物質科学研究科 物性・分子工学専攻(物質・材料工学コース)に修士学生として、また、NIMSジュニア研究員として磁性材料グループに2006年に加わり、修士課程を修了した後、物質・材料工学専攻に進学して博士号を取得しました。修了後、NIMSでポスドク研究員として勤務した後、米国カリフォルニア州にあるハードディスクメーカーの研究所に入社しました。博士後期課程では、磁性合金を使った巨大磁気抵抗効果の基礎研究をしていたのですが、会社では、それをハードディスクの読み取りセンサーとして実用化するための材料開発をしていました。2016年、指導教員であった宝野教授をグループリーダーとする磁性材料グループにNIMS主任研究員として戻ってきました。中谷さんは現在、スピントロニクスという磁性とエレクトロニクスの融合分野でセンサーやメモリの研究をしています。
修士課程の学生としての2年間はどの様に過ごされましたか?
修了者の進路は、研究所、大学、企業とさまざまですが、後に共同研究などの形でNIMSと関わり続けている卒業生も少なくありません。また、研究者としてキャリアアップしてNIMSに戻ってきた卒業生もいます。
中谷さんは修士課程・博士課程のNIMSジュニア研究員だった頃と合わせると、すでに7年以上、NIMSのメンバーとして在籍しています。修士学生のころからの研究室での勤務経験、後々の中谷さんの研究活動にどのような影響を与えていると思いますか?
NIMS は研究機関ですので、修士論文のテーマであっても国内外の学会で評価される研究であることが期待されています。そのため、修士学生の頃から、プロの研究者と同等のクオリティの研究を目指す姿勢がつきました。
現在、本プログラムで多くの修士と博士課程の学生が学んでいます。中谷さんのころと比べて、どんなところが変わったと思いますか?
当時は修士課程の学生はほぼ全員日本人だったと思います。その後、修士課程の講義も一部が英語で行われるようになって、海外からの修士課程学生が増え、より国際的な環境になったと思います。
このNIMS筑波大学の連携大学院を考えている人へのアドバイスはありますか?
NIMSは研究のための人的・設備環境は国内の大学・研究機関でもずば抜けて優れていますので、博士課程まで進学して研究者・技術者を目指す人には理想的な環境ではないでしょうか。
中谷さんと同じようなキャリアを考えている人へのアドバイスはありますか?
まず在学中に自分の研究分野で頭角をあらわすことを目標にして下さい。卒業後に違う分野や環境(特に海外留学)に身をおくことは貴重な経験になります。
物質・材料研究機構
若手国際研究センター ICYSリサーチフェロー
北海道大学大学院総合化学院 物質化学コース 無機物質化学講座に所属して博士号を取得。総合化学院の首席に選抜され、2018年3月の学位授与式にて、総代として総長より学位記を授与されました。現在は機能性材料研究拠点 微粒子工学グループで、ポスドクとして活躍しています。
Currently, I am postdoctoral researcher at NIMS after I graduated from the Hokkaido University with the financial support from AGS program from March, 2018. It is honor to be involved of the NIMS-Hokkaido Univ. Joint Program for my PhD course. During three years, I have studied and worked as a Junior Researcher in Professor Uchikoshi’s group. He gave me a lots of motivation to finish the outstanding topics which are big challenges to my major in fine colloidal processing and electrochemistry. Importantly, his assistance, guidance, advice, encouragement, patience and sincere cooperation throughout this research is very helpful to extremely finish my thesis. Most of the experiments were performed at the laboratory of Fine Particle Engineering group (NIMS) with strong support from technician. Moreover, I have been extremely trained and obtain a permission to operate a lots of the high technical equipment with the professional support. In addition, Tsukuba city is a science city with many foreigners and fresh air to get a comfortable living. I believe that the efficient support from this joint program will be a grateful motivation for young student who want to become a skillful scientist in the future. So, I strongly recommend all international students being a part of this program.