2024.03.18 更新
外部共用可
の表示がある装置はNIMS外部の方の共用利用が可能です。詳細は各装置の関連リンクをご覧ください。


16T強磁場環境物理特性測定システム(PPMS)

多様な物理特性 (熱特性、機械特性、磁気特性、電気特性) を最高16Tまでの強磁場環境下で自動測定するシステムです。専用ソフトウェアにより1日24時間の全自動連続測定が可能なシステムです。専用のサンプルパックにより、試料の取り付けが容易です。

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ハイスループット電解液探索システム

蓄電池の電解液探索を主目的としたシステム。マイクロプレート型電気化学セルの各穴に、正極・負極のシートとそれらを隔てるセパレータが仕込まれており、電解液の自動注入によって微小な電池セルができ上がります。これをロボットアームで計測部へと運び、充放電測定を行うというサイクルの自動化により、1日約1000サンプルもの評価が可能になります。

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14T 強磁場磁気特性測定システム

14Tの強磁場、2~1000 Kの温度が印加可能な物理測定装置です。電気特性、磁気特性、比熱測定が可能です。高温は磁気特性測定のみの対応になります。

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中空試験片方式
高圧水素ガス環境下材料特性評価設備群

丸棒試験片に細孔を加工した中空試験片を用いて試験を実施します。試験片中空部に高圧水素ガスを封入した状態で低ひずみ速度引張試験、疲労試験を実施することが可能です。

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SEM中その場温度可変押込み試験装置

サブミクロンスケールにおける力学測定をSEM中で行うことができます。測定位置を高精度で決めることができ、EBSD、EDSと組み合わせて組織・方位・組成—力学関係をハイスループットで評価できます。また、真空環境で-150℃~1000℃程度の温度範囲で測定が可能です。

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クリープ試験機群

発電プラントなどで使用される耐熱材料の長時間クリープ試験を実施しています。取得されたデータは許容応力策定や寿命評価に活用され、高温構造物の長期信頼性向上に貢献しています。

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低温物性測定マグネット

金属、半導体、超伝導体など各種量子物質を絶対温度0.03度の超低温に冷却し、20テスラという地磁気の40万倍以上の強力な磁場を加えることができます。これにより、量子物質の特性を担う伝導電子の性質を詳細に調べることができます。

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量子デバイス電子輸送温度可変評価装置

最大8 Tの印加磁場において試料温度を1.5 Kから300 Kの範囲で変化させながら電流ー電圧特性を評価する装置です。試料は24ピンのICチップ上に固定されるため、最大24個の電極から個別に電気信号を取得することができます。

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サーモリフレクタンス法熱伝導率測定装置

バルク形状の試料だけでなく、ナノ薄膜から微結晶までの試料に関しての熱伝導率測定ができます。site selectiveな計測により、試料各部の熱伝導率も評価できます。また、通常は膜厚が異なる薄膜試料を複数用いて行う界面熱抵抗の評価について、単一の試料を用いた界面熱抵抗の評価が可能です。

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