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物質・材料研究機構 (NIMS) の理事長からみなさまへ

2018.01.01 更新
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NIMS理事長 橋本 和仁


国立研究開発法人物質・材料研究機構 (NIMS) は、我が国で3機関のみ指定されている特定国立研究開発法人のひとつです。「世界で最もイノベーションに適した国」の実現に向け、国家戦略に基づき世界最高水準の研究開発成果を創出、普及、及び活用を促進するとともに、我が国全体のイノベーションシステムを強力に牽引する中核機関として、産学官の人材、知、資金等の結集する場の形成を先導することが求められています。

物質・材料分野の強みこそが我が国の競争力の源泉であり、その中核機関としてのNIMSに対する産学官からの期待は日増しに高まっています。その期待に応えるために、NIMSには、自らを「世界で最もイノベーションに適した組織」へと変革していくことが求められています。NIMSが目指すべき改革のビジョンを3つお示しします。

第1に「研究力の強化」です。「個々の研究力の強化」と「組織研究力の強化」とを両輪として、NIMSの研究者にはそれぞれエフォートを50%ずつ割くよう方針を示しました。これを後押しするため、自由発想型研究を支援する仕組みを整備するとともに、産業競争力の強化や社会的課題解決を目指したチーム型研究への参加に対するインセンティブ制度を創設しました。さらに、NIMSが世界トップを狙う重点分野を特定し、研究資源の重点配分の方向性を明確にすることにより、NIMSの研究力の強化に努めます。

第2に「ものづくり研究分野の強化」です。NIMSに世界最大級の物質・材料データプラットフォームや世界最先端の計測機器など世界最高水準の研究基盤を構築するとともに、NIMSがこれらを使いこなし、産業界における新材料開発に貢献することができるよう、世界をリードする物質・材料創成拠点としての体制を強化していきます。

第3に「オープンイノベーションの推進」です。NIMSはこれまでも各企業の研究センターを誘致するなど「組織」対「組織」の産学連携を進めてきましたが、これをさらに進化させます。特に昨年は複数の民間企業の持つ「基礎研究所」の一部機能をNIMSに誘致し、NIMSを中核に産業界の同業多社とのドリームチームによるオープンプラットフォーム (マテリアルズオープンプラットフォーム (MOP) ) を、鉄鋼業界及び化学業界とそれぞれ形成しました。中長期的かつ非連続な研究開発課題を特定し、産学官連携の新しいモデルを構築・実証していきます。

これらの自己変革を実現するためには、NIMSにおいて最大のパフォーマンスを生み出す最適な研究体制の構築や適切な資源配分、職員一人ひとりの意識改革が必要不可欠です。理事長として3年目となる本年は、NIMSにとって「改革加速の年」となるよう、組織のマネージメント強化に取り組んでいきます。

ご支援・ご協力をよろしくお願い致します。


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