
原野 幸治
物質・材料研究機構 マテリアル基盤研究センター 電子顕微鏡グループ 主幹研究員
研究分野
電子顕微鏡、分子イメージング、超分子化学、ナノサイエンス、データ科学
研究内容

独自に開発した電子顕微鏡試料作製手法や高速で電子顕微鏡動画を撮影・解析する技術を駆使して、ひとつの分子や分子集合体の構造を高精細な画像として描き出し、さらに化学反応や分子運動などのダイナミクスを動画として記録する「映像分子科学」研究を推進しています。
研究キーワード
透過電子顕微鏡、単分子イメージング、高速イメージング、ナノカーボン、分子集合体材料
担当コース
九州大学 工学府
応用化学専攻
志望者へのメッセージ
電子顕微鏡と化学を融合したあたらしい研究領域の開拓を目指しています。まだ誰も見たことのない分子の姿を自分の目でとらえることで、材料の機能や化学反応の本質に迫る楽しみを皆さんと共有したいと思います。
グループHP

野口 秀典
物質・材料研究機構 エネルギー・環境材料研究センター 界面電気化学グループ 上席研究員
研究分野
表面科学、触媒、電気化学、レーザー分光、エネルギー変換
研究内容

電子移動が主役を演じる固体/溶液で化学反応を主な対象として、電極触媒、二次電池関連電極反応、光触媒反応に着目した触媒材料の開発、およびその場表面分光法を用いた固液界面エネルギー変換反応に関する基礎的研究。
研究キーワード
電極触媒、生体関連分子、表面ダイナミクス、非線形分光、超高速分光
担当コース
北海道大学 総合化学院
物質化学コース
志望者へのメッセージ
当研究室は電気化学、触媒化学に関心のある学生を歓迎します。また、レーザーを使って表面での分子・電子構造を調べることでエネルギー変換過程を調べる基礎研究にも興味のある学生は是非一緒に研究をしましょう。
グループHP

増田 卓也
物質・材料研究機構 エネルギー・環境材料研究センター センター長
研究分野
物理化学、電気化学、表面科学、界面科学
研究内容

シンクロトロン放射光および走査型プローブ顕微技術を活用して、表面・界面で起こるさまざまな物理化学現象をその場観察するための計測技術群を開発しています。それらを駆使して燃料電池や二次電池における主要な反応機構を解明し、これに基づいた高性能な界面設計を目指して研究を推進しています。
研究キーワード
電極触媒、電池材料、界面分子層、シンクロトロン放射光、走査型プローブ顕微鏡
担当コース
北海道大学 総合化学院
物質化学コース
志望者へのメッセージ
表面・界面では、燃料電池や二次電池の性能と寿命を司る重要で複雑な物理化学現象が起こっています。個別現象の解明はもとより、それらの織り成すインタープレイが性能と寿命にどのような影響を及ぼすかを詳らかにし、新しい着想に基づいた材料・界面開発を推進しましょう。

袖山 慶太郎
物質・材料研究機構 マテリアル基盤研究センター 材料設計分野 分野長
研究分野
計算材料科学、データ科学、エネルギー関連材料、第一原理計算、マテリアルズ・インフォマティクス
研究内容

リチウムイオン電池などのエネルギー関連材料に関して、スーパーコンピューターを用いた第一原理分子動力学計算によるメカニズム解明を行います。さらにマテリアルズ・インフォマティクスによる新しい材料開発手法を開発します。
研究キーワード
DFT-MD計算、AI材料探索、Liイオン電池、磁性材料、高分子材料
担当コース
筑波大学 数理物質科学研究科
博士:NIMS連係物質・材料工学
修士:物性・分子工学
志望者へのメッセージ
計算科学とデータ科学を利用して、材料の本質的な現象を解き明かし、実験研究者と議論を繰り返すことで真に使えるエネルギー関連材料を探索します。国際色豊かな環境の中で、コンピューターを利用した研究を行います。
グループHP

ユ デニス
物質・材料研究機構 エネルギー・環境材料研究センター 二次電池材料グループ グループリーダー
研究分野
電気化学、エネルギー貯蔵、電池材料、界面科学、イオン拡散
研究内容

材料構造や表面反応が電気化学的性能に与える影響や、電池やスーパーキャパシタ用材料の長期安定性や安全性の研究を中心に、エネルギー貯蔵用の材料や新規電気化学システムの開発に取り組んでいます。
研究キーワード
電池材料・構造、新規電気化学システム、電解質・膜、電池反応機構、電池安全性
担当コース
筑波大学 数理物質科学研究科
博士:国際マテリアルズイノベーション学位プログラム
修士:国際マテリアルズイノベーション学位プログラム
志望者へのメッセージ
電池は、エネルギーを蓄えるために不可欠なデバイスです。より大きな容量、高い出力、長い寿命、優れた安全性を備えた電池の開発がますます求められています。化学、材料科学、工学、物理学を融合して、さまざまな電気化学システムのメカニズムを解明し、より良い未来のために科学のフロンティアを押し進める方法を探ってみませんか?
グループHP

桂 ゆかり
物質・材料研究機構 マテリアル基盤研究センター 材料モデリンググループ
研究分野
マテリアルズ・インフォマティクス、無機機能材料、第一原理計算、Web開発、大規模合成実験
研究内容

Materials DXの一環として、論文・計算・実験データのマテリアルズ・インフォマティクスの研究手法を切り拓いています。大学や研究機関・企業らと共同研究しながら、熱電材料や磁性材料などさまざまな無機機能材料のデータベースを構築し、得られた大規模実験データから新規材料を設計する研究をしています。
研究キーワード
新物質探索、結晶構造設計、データ収集工学、熱電材料、磁石材料、超電導材料
担当コース
筑波大学 数理物質科学研究科
博士:国際マテリアルズイノベーション学位プログラム
修士:国際マテリアルズイノベーション学位プログラム
志望者へのメッセージ
データ科学などの最新技術を活用する研究は、上の世代の多くの研究者には参入が難しいため、今の若い世代が最前線に立って活躍していく成長分野です。データ科学と材料科学の両方を俯瞰できる、分野横断型の人材が世界的に足りていません。この新しい研究テーマの宝庫で、一緒に材料科学を変えてみませんか?