企業連携について
NIMSでは、保有する研究資産を有効活用して我が国の国際競争力を強化するために、NIMSを中核に各社の保有技術を結集してオープンイノベーションを実現するマテリアルズ・オープンプラットフォーム(MOP)を推進しています。
全固体電池マテリアルズ・オープンプラットフォーム
NIMSは酸化物型全固体電池の開発に関心の高い企業とともに、酸化物材料を電解質とした酸化物型全固体電池を将来の蓄電池と位置づけ、激化する世界の開発競争にオールジャパン体制で打ち勝つために全固体電池マテリアルズ・オープンプラットフォーム(Materials Open Platform、以下MOP)を、2020年5月1日に設立しました。
各社共通の協調領域である電池内の界面解析技術や新規固体電解質材料探索技術の構築は全固体電池開発には欠かせないものの、コストや時間を要する技術であるために個社単独での開発には限界があり、NIMSが蓄積してきたノウハウや豊富な装置群と参加企業各社の知を融合することで、効率的な開発が可能となります。
本MOPでは、これら共通基盤の構築を行い、各社における研究開発の加速を支援することで、グローバル市場における日本メーカーの持続的な競争優位性確保に貢献します。さらに省エネルギー社会の実現、持続可能な社会の実現への貢献を目指します。



