ナノアーキテクトニクス材料研究センター(MANA)は、国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)に設置されている研究センターです。
世界に開かれたMANAの研究環境

環境
多くの国立研究機関・教育機関が集まる筑波研究学園都市の中心部に位置し、他の研究機関や大学と協力的で革新的な研究環境を育んでいます。JAXA(宇宙航空研究開発機構)やAIST(産業技術総合研究所)に隣接しています。
研究者サポート
MANAは英語をコミュニケーションの共通言語とすることで、あらゆるレベルで国際化を推進しています。例えば英語に堪能な事務スタッフは、外国人研究者が研究に専念できるよう、日本での暮らしを手厚く支援しています。
セミナー・シンポジウム
セミナーや国際シンポジウムを通して、積極的に国際協力を推進し、若手研究者に貴重な機会を提供しています。MANAの研究者や著名な客員研究者が頻繁に主催するセミナーや、毎年開催されるMANA国際シンポジウムでは、若手研究者と世界をリードする科学者との活発な議論が行われます。
最先端研究設備
NIMSの最先端のコア技術設備を、英語を話す技術スタッフがサポートします。そのため母国語に関係なく、すべての研究者が最先端の研究に必要なツールとサポートを利用することができます。
メルティングポットカフェ
多様な国籍やバックグラウンドを持つ研究者が集うスペースが建物内に数多くあります。これらの出会いの場が次世代のイノベーションを生み出す場となり、ユニークで活気あるアイデアのコミュニティを育んでいます。
影響力が大きく論文の質が高い研究機関
発表論文数 8,475(2007-2023)
MANA 在籍の研究者から発表された論文数は 、毎年その数を増やし2007 年から 2023 年までの間に8,475報に達しています。そしてMANAの論文は後述のように、その質や影響力においても非常に高い成果を残しています。

トップ1%高被引用論文 6.8%(2020-2022)
MANAの論文は国内はもとより世界の研究者に大きな影響力を与えています。それはトップ1%高被引用論文の割合6.8%という非常に大きい数字が証明しています。(Web of Science, as of March 1, 2024)
また、クラリベイト・アナリティクス社が発表する「高被引用著者」にも多くのMANAの研究者が選出されています。

国際共著論文の割合 75.6%(2007-2023)
MANA から発表される論文は、MANAのミッション・ビジョンを体現するように、その多くが国際共著論文です。2013 年以降、論文総数の半分以上が国際共著論文となっており、2023 年における国際共著論文の割合は 75.6% に達しました。

FWCI(Field-weighted Citation Impact)2.11(2007-2023)
MANAのFWCIは世界平均1.00(国内平均0.93)を大きく上回り、世界のトップ研究機関と比肩するその数字は、MANAの論文の被引用インパクトの大きさを表しています。

特許数 454(2024年1月現在)
ナノ材料という可能性に満ちた研究分野を扱う MANA の特許取得数は、454 件に達しています。これは基礎研究から応用研究までをカバーする MANA の新材料・新技術開発への積極的な取り組みを反映しています。
