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竹谷 純一 MANAクロスアポイントメント主任研究者らの研究成果「洗濯のりにヒントを得た電極の新たな貼付け手法」を紹介

2020.03.16
(2020.03.23 更新)

洗濯のりにヒントを得た、電極をさまざまな表面に取り付けられる手法を開発



竹谷 純一
MANAクロスアポイントメント主任研究者

竹谷 純一 MANAクロスアポイントメント主任研究者らの共同研究グループは、洗濯のりにヒントを得て、高精細にパターニングされた電極を有機半導体に取り付ける手法を開発しました。

同研究グループは、洗濯のりの成分であるポリビニルアルコールの性質を利用し、基板上で高精細にパターニングされた電極をフィルムとして引き剥がし、 半導体上に移し取る手法を開発しました。これにより、わずか1分子層の有機半導体であっても半導体本来の機能を引き出すことができます。

安価で汎用性が高く、大面積化も容易なことから、将来、フレキシブルエレクトロニクスデバイスへの実装だけでなく、バイオエレクトロニクス分野への貢献が期待されます。


掲載論文


題目 : "Damage-free Metal Electrode Transfer to Monolayer Organic Single Crystalline Thin Films"
著者 : Tatsuyuki Makita, Akifumi Yamamura, Junto Tsurumi, Shohei Kumagai, Tadanori Kurosawa, Toshihiro Okamoto, Mari Sasaki, Shun Watanabe and Jun Takeya
雑誌 : Scientific Reports (Online: March 13, 2020)
DOI: 10.1038/s41598-020-61536-8



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