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 筑波大学大学院:修士・博士課程学生

 筑波大学大学院の博士課程前期・後期の学生として、本分野の研究を学ぶことができます。学部や修士の時に表面関係の研究に携わってきた方はもちろんですが、化学・物理・電気・機械などさまざまなバックグランドを持った学生や社会人を広く募集しています。興味をもたれた方は、筑波大学の教育宣言である大学院スタンダードをご覧ください。本研究室では、最先端のプローブ顕微鏡を用いた単分子レベルの表面化学を遂行しています。また、表面合成や生成物の物性計測に加え、その研究を支える装置開発や計測技術の開発も重要なテーマと捉えています。これまでに行った研究内容は、当ページのResearchをご参照ください。

 研究テーマは、各自の興味・バックグランド、そして適性などを考慮し、十分な打ち合わせを経て決定します。研究とは当初予定していた通りに進まないこともよくあります。それは、新しい発見や気付きによるものといえます。その都度、軌道修正を行い、どんどんと前に進みながら研究の楽しみを学べる場を提供できればと思っています。

 視野を広げるためにも積極的に国内学会・国際学会で研究発表をしていただきます。もちろん、学術誌への報告も重要な研究活動です。博士課程修了時には自身で執筆できるように、論文指導も重視しています。学位取得後にどの道に進まれても、その後の糧になるような教育を提供できればと思っています。

 筑波大学NIMS連携大学院はNIMS連携大学院の中で唯一、修士課程から受け入れており、修士・課程と一貫して同じ研究室で研究を遂行できます。その、シームレスに研究を続けられる環境は、研究人生において礎となる萌芽研究を行う場として適しています。また、つくばには多くの研究所があり、研究をする環境としても最高です。入学に関しては、筑波大学NIMS連携大学院のホームページを参照ください。入学時期は4月と10月ですが、入試の制度がやや複雑ですので、希望をされる方はあらかじめ相談してください。

NIMSジュニア研究員としてNIMSの研究スタッフに雇用されると、修士課程から博士課程まで経済的な支援を受けられます。採択は入試の成績により決まります。特に、TOEICなどの英語のスコアを上げることに努力して下さい。英語は、今後の研究を進めるうえでも重要な”技術”になります。また、入学後の研究内容・入試面接、そして、NIMSジュニア研究員に関しての質問は、いつでも受け付けております。給与は下記のとおりです。

  • 博士前期課程: 約160,000円(月11日勤務)
  • 博士後期課程: 約200,000円(月14日勤務)
  •  博士研究員

     現在、グループ予算による博士研究員の募集を行っております(2023/06/18)。興味を持たれた方は、ご連絡ください。また、日本学術振興会 特別研究員外国人特別研究員、そして、NIMS-ICYSなどの制度を検討される方は、ご相談してください。NIMSでは、日本学術振興会の研究環境向上のための若手研究者雇用支援事業に参画しています。詳しくは、リンクのウェブサイトをご覧ください。

     短期滞在

      3か月以下の短期滞在を望まれる国内外の大学、大学院又は国内の高等専門学校(本科4年次以上又は専攻科に限る。)に在籍中の学生は、指導教官の先生と相談のうえ、NIMSインターンシップ制度へ応募して下さい。条件はありますが、宿泊費・滞在費のサポートがあります。通常、年2回の応募があります。特に、筑波大学NIMS連携大学院へ進学を考えている学生にとって、雰囲気を知るためのいい機会です。これまでに受け入れたNIMSインターンシップ生のリストを参照してください。

     共同研究

     有機合成化学・理論計算、そして、分光計測などのグループと多くの共同研究を通して、研究を推進してきました。本分野の発展には、分野融合の研究が非常に重要と考えております。直接、川井まで連絡いただければ幸いです。

     また、機構ではNIMS連携拠点推進制度を運営しております。教員や学生に対する交通費・宿泊費の支援などがあります。これまでに、複数のグループと推進させていただいた実績があります。