全固体チーム

大西 剛

チームリーダー/研究開発課題リーダー
大西 剛
物質・材料研究機構 エネルギー・環境材料研究センター 電池材料分野 電池界面制御グループ グループリーダー

研究開発課題4:全固体電池

全固体電池は、可燃性の有機電解質に起因する安全性の課題を解決するとともに、固体電解質が単一イオン伝導体であり、副反応を引き起こすアニオンや溶媒分子の拡散がないことから電池が長寿命なものとなり、イオン濃度勾配が生じないことから入出力特性に優れた電池となりえます。

既に硫化物型では高い性能が達成され、車載用電池として社会実装が間近に迫っていますが、さらに広範な普及・用途を実現するため、本課題では酸化物型全固体電池を主な対象として、文科省委託事業であるMaterealizeプロジェクトにより創出されたプロセスサイエンスも活用しながら、【全固体電池の基礎科学】、【固体電解質探索】、【全固体電池のプロトタイプ構築】に取り組みます。