スマートラボチーム

松田 翔一

チームリーダー/研究開発課題リーダー
松田 翔一
物質・材料研究機構 エネルギー・環境材料研究センター 電池材料分野 電気化学スマートラボチーム チームリーダー

研究開発課題7:スマートラボ

大規模なデータベースが利用可能な結晶性の固体材料については、計算化学とデータ科学が連携したバーチャルスクリーニングにより材料開発の高速化が実証されています。一方、電解液材料に関しては、データ科学的手法により高速・効率的に新材料探索を行うための物性データの収蔵が立ち遅れていることが課題となっています。

スマートラボチームでは、自動実験ロボットを積極的に利用し、電解液の調合・評価のプロセスをハイスループット化することで、大規模な実験データを短時間で取得することができます。取得した一連の実験データ群をプロトコル開発チームに提供し、電池解析・開発設計プロトコルの早期実現に貢献します。併せて、研究者の経験や勘に頼った従来型の材料探索に替わるデータ科学的材料探索技術を確立することで、新材料発見に要する時間やコストの大幅な削減を図り、新規電解液開発速度の飛躍的向上を試みます。