ナノ材料科学環境拠点 (GREEN)は、グリーンイノベーションを目指したナノテクノロジー材料研究を推進するための文部科学省委託事業を行う研究拠点です。太陽電池、光触媒、二次電池、燃料電池をターゲットに、表面・界面の理論解析と先端的計測技術を融合させて環境エネルギー問題を解決するため、新しい材料の創出に貢献する基礎基盤研究を行っています。
GREENでは、環境エネルギー問題の解決につながる材料開発研究を加速・強化させる目的で、
GREENオープンラボ事業を行っています。GREEN以外の研究機関に所属する研究者より、自らが設定したナノテクノロジーを活用した環境技術分野に関連した研究、特にGREENの取り組むべき研究課題の解決に結びつく研究計画を公募し、採択された研究者に「オープンラボ研究者」の身分 (称号) を付与し、GREENにおいて研究をおこなっていただくものです。
NIMSの有する豊富な先端設備を使って研究を行いながら幅広い分野の人材と交わり、新しく確かな材料情報に直に触れていただき、さらに自ら分野融合の新しい核となっていただくことを強く期待しています。平成22年度6件、平成23年度14件が実施され、素晴らしい成果を挙げていただいております。
ところがこれまでに、この事業への学生の参画についての制度が十分に整っておりませんでした。そこで、将来を担う人材がこの事業に積極的に参加いただけるようにするために、今回、GREEN短期RA制度を立ち上げることとしました。
RA : Research Assistant (以下、略称でRA)