千現地区研究本館標準実験棟火災事故原因の報告

2023.03.31


国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)

NIMSは、2023年1月13日 (金) に千現地区研究本館標準実験棟645室で発生した火災事故について、火災事故調査委員会を設置し、原因究明と再発防止策を検討してきた結果を報告する。

概要

  1. 国立研究開発法人物質・材料研究機構 (NIMS) は、2023年1月13日 (金) に千現地区研究本館標準実験棟645室で発生した火災事故について、火災事故調査委員会を設置し、原因究明と再発防止策を検討してきた結果を報告する。
  2. 出火した実験室は、超伝導材料や磁性材料の創製に関する作業が行われていた。事故は、最終退出者が退出して約3時間30分後の22時6分頃に発生した。
  3. 本事故は、出火元の645室では一般用冷蔵庫が薬品の保管に使用されており、当該冷蔵庫が火元となったことが鎮火後のつくば消防署の現場検証で明らかになった。
  4. 出火元の焼損が激しく出火原因は特定されていないが、冷蔵庫内で薬品が引火・爆発したと推測される。その原因として、
    • 庫内に保管されていた引火点が低い薬品が気化し、電気スパークの火花による引火・爆発
    • 庫内に保管されていた水と反応する金属から湿気により水素ガスが発生し、電気スパークの火花による引火・爆発
    • 庫内に保管されていた水と反応する物質が湿気や水と反応・発熱し、発火・爆発
      のいずれかが考えられる。
  5. 本事故による、人的被害や環境への影響はなかったが、645室の実験機器類や付帯設備類は使用不能となった。
  6. 本事故に対する再発防止策として、実験室における冷蔵庫を防爆対応冷蔵庫に置き換えていくとともに、薬品管理のガイドラインを改訂し適切な管理の徹底等を図ることとした。また、従来から実施していた教育研修に加え、今回の火災事故を踏まえた教育研修を改めて実施し再発防止に努める。

本件に関するお問い合わせ先

事故に関すること

国立研究開発法人物質・材料研究機構
安全・基盤施設部門 安全管理室
室長代理 菅谷武志
TEL: 029-859-2693
E-Mail: sugaya.takeshi=nims.go.jp
([ = ] を [ @ ] にしてください)

報道・広報に関すること

国立研究開発法人物質・材料研究機構
経営企画部門 広報室
〒305-0047 茨城県つくば市千現1-2-1
TEL: 029-859-2026
FAX: 029-859-2017
E-Mail: pressrelease=ml.nims.go.jp
([ = ] を [ @ ] にしてください)