「カール・フェルディナント・ブラウン賞 (Karl Ferdinand Braun Prize)」は、世界最大のディスプレイ学会であるThe Society for Information Display (SID) が、ディスプレイ産業への顕著な貢献に対して毎年1件授与するもので、SIDが行う表彰の中で、最高位の栄誉に位置づけられています。
- 受賞タイトル
- 高易動度アモルファス酸化物半導体、特に今日の世界の標準となりつつあるIGZO-TFTの技術における先駆的研究、継続的な科学と技術への貢献と産業的リーダーシップ
これまで独占的に使われてきたアモルファスシリコンよりも電子が一桁以上動きやすく、消費電力も少なくし、しかも低温で容易に均質な大面積薄膜が作製できるアモルファスIGZO-TFTを新たに開発し、今日のディスプレイの画素の駆動用に広く実用化される技術を構築した研究として、表彰されました。
授賞式は2023年5月22日に、ロサンゼルス The Society for Information Display (SID) 大会 Display Week 2023にて執り行われる予定です。