NIMS研究者が「総合得点賞」と「ベスト産業実用化賞」を受賞

- SATテクノロジー・ショーケース2017 -

2017.02.10


平成29年1月31日(火)つくば国際会議場にて開催されました「SATテクノロジー・ショーケース2017」 (主催 : ㈶茨城県科学技術振興財団つくばサイエンス・アカデミー (SAT) 、共催 : NIMSを含む25機関・団体、後援 : 27機関・団体) において、国際ナノアーキテクトニクス拠点 (MANA) ナノライフ分野ナノメカニカルセンサグループの柴弘太研究員が最高賞の「総合得点賞」を、また樋口昌芳グループリーダーが「ベスト産業実用化賞」をそれぞれ受賞し、江崎玲於奈アカデミー会長より表彰を受ける栄誉に輝きました。

「江崎玲於奈アカデミー会長と各賞受賞者」の画像

江崎玲於奈アカデミー会長と各賞受賞者



この展示会は、“つくば発 - 知の交流から切り開く未来社会”をスローガンに毎年開催され、今年は“ソサエティ・イノベーション - 技術・情報・知の統合”をテーマに、つくば地区における8件の「つくば発注目研究」ポスター発表の他、院生・大学生・高校生からの発表も含む合計126件の「一般研究」ポスター発表が行われました。特別講演として、今回の幹事機関である産業技術総合研究所人工知能研究センターの辻井潤一センター長より「人工知能が作り出す未来」と題した興味深い講演があり、さらに今回のテーマ「ソサエティ・イノベーション - 技術・情報・知の統合」に関するミニシンポジウムが行われました。
 
今回NIMS研究者からは、国際ナノアーキテクトニクス拠点 (MANA) ナノマテリアル分野半導体デバイズ材料グループ川喜多仁主席研究員が「つくば発注目研究」として「モイスチャーセンサー - 微小な水分を検出・判別 - 」を発表したほか、「一般研究」4件の研究発表 (それぞれインデクシングとポスター展示) が行われ、現在NIMSで進められている材料開発や評価技術に関するホットな研究が紹介されました。さらに「一般研究」の全ポスター126件に対して行われた審査の結果、国際ナノアーキテクトニクス拠点 (MANA) ナノライフ分野ナノメカニカルセンサグループ柴弘太研究員の発表した「名刺でもできる新たな質量分析法 - 流体熱力学質量分析 (AMA) - 」が最高賞である「総合得点賞」 (今回は同点で2件選定) を、機能性材料研究拠点機能性分子・ポリマー分野電子機能高分子グループ樋口昌芳グループリーダーの発表した「ハサミで好きな形に切れるディスプレイ」が「ベスト産業実用化賞」 (2件選定) を受賞いたしました。
 

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江崎会長と総合得点賞受賞の柴弘太研究員

江崎会長とベスト産業実用化賞受賞の樋口昌芳GL

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