生体材料

陳 国平

Guoping.CHEN@nims.go.jp

物質・材料研究機構 高分子・バイオ材料研究センター 生体組織再生材料グループ グループリーダー

研究分野

生体機能材料、高分子化学、生体模倣材料

研究内容

当研究室では、組織再生足場材料とがん治療材料の研究を行っている。生体吸収性高分子からなる多孔質足場材料や複合足場材料、細胞外マトリックスに由来する生体模倣型材料、生体機能分子をナノ・マイクロパターン化した材料、および生体機能性ナノ粒子の創出を通じて、医療のフロンティアに貢献する。

研究キーワード

多孔質足場材料、細胞外マトリックス材料、再生医療、軟骨再生、マイクロパターン材料

担当コース

筑波大学 数理物質科学研究科

博士:NIMS連係物質・材料工学

修士:物性・分子工学

志望者へのメッセージ

人間の体は数十兆個の細胞で構成され、各細胞は損傷した組織の修復、がんなどの病気の発症や進行に深く関わっている。組織再生とがん治療に貢献すべく幹細胞やがん細胞の機能を制御できる様々な生体材料を創出してきた。このような生体材料の研究に興味がある諸君は、ぜひ当研究室の門を叩いてほしい。

田口 哲志

TAGUCHI.Tetsushi@nims.go.jp

物質・材料研究機構 高分子・バイオ材料研究センター バイオポリマーグループ グループリーダー

研究分野

機能材料、医用高分子、ゲル、接着剤、生体界面

研究内容

材料と生体組織との界面における相互作用を分子、細胞、組織レベルでの複合的な解析によって理解し、得られた知見を材料設計へのフィードバックとすることにより、生体接着材料、血管新生材料等の革新的な高分子系生体材料創出を目指します。材料に関する基礎的・基盤的知見の蓄積に留まることなく、医学/歯学系機関と積極的に連携し、臨床応用へ展開します。

研究キーワード

ゼラチン、疎水、外科手術、生体吸収性、接着

担当コース

筑波大学 数理物質科学研究科

博士:NIMS連係物質・材料工学

修士:物性・分子工学

志望者へのメッセージ

医療への貢献を目指して一緒に医用材料の基礎研究を進めましょう。

荏原 充宏

EBARA.Mitsuhiro@nims.go.jp

物質・材料研究機構 高分子・バイオ材料研究センター バイオ材料分野 分野長

研究分野

高分子化学、医療機器

研究内容

みなさん、スマートポリマー(スマポ)ってご存知でしょうか?周りの環境の変化に敏感に応答して(空気を読んで?)自ら性質を変えるとても賢い材料のことをスマポと呼んでおります。特に、途上国、被災地、宇宙などでも病気を治せるような医療機器をつくるべく、日々、創造と開発を行っております。

研究キーワード

スマートポリマー、ドラッグデリバリーシステム、がん治療

担当コース

筑波大学 数理物質科学研究科

博士:NIMS連係物質・材料工学

修士:物性・分子工学

志望者へのメッセージ

いま治る病気を治すのがお医者さんだとしたら、いま治らない病気を治すのは誰なのでしょうか?世界70億人のうちおよそ半数は1日2ドル以下で生活しているといわれております。是非世界中の人々が利用できる未来の医療材料(スマートポリマー)をいっしょに研究しましょう!

岡本 章玄

OKAMOTO.Akihiro@nims.go.jp

物質・材料研究機構 高分子・バイオ材料研究センター 電気化学ナノバイオグループ グループリーダー

研究分野

生電気化学、電極触媒材料、生物化学、分子生物学

研究内容

地球に存在する細菌の1030のうち、実はその多くが固体材料との電子の授受を行う「電気細菌」としての性質を持つことがわかってきました。当研究室では、エネルギー・医療・センサー・地下生命圏と幅広い出口を見据え、いまだ未開である電気細菌の働きや機能を電気化学・分光学・分子生物学を基礎とした学際的な基礎的研究を行なっています。

研究キーワード

細胞外電子移動、微生物燃料電池、微生物鉄腐食

担当コース

北海道大学 総合化学院

物質化学コース

志望者へのメッセージ

電気化学と分光学を用いた細菌表面の多核金属酵素と電極の界面電子移動の追跡や、遺伝子工学と高分解能質量分析を組み合わせた電気共生の仕組みなど、物理化学、微生物学、分子生物学などの知識を総動員する「電気で生命エネルギーの仕組みに迫る新時代の理学」の開拓に挑戦したい意欲的な人物を待っています。

山崎 智彦

YAMAZAKI.Tomohiko@nims.go.jp

物質・材料研究機構 高分子・バイオ材料研究センター 医療応用ソフトマターグループ

研究分野

蛋白質工学、遺伝子工学、細胞工学、進化工学、ナノバイオテクノロジー

研究内容

天然に存在する生体分子の機能と作用機序を解明し、遺伝子・蛋白質工学的手法を組み合わせることにより、機能を向上させた新規生体分子(バイオナノ分子)を構築しています。癌、感染症や免疫疾患を診断・治療を行う新しいバイオナノ分子の開発を進めています。
・DNA高次構造の改変による核酸ナノメディシンの機能制御
・マラリア原虫の生産するヘモゾインを模倣した免疫活性化剤の開発

研究キーワード

バイオセンサー、免疫活性化剤、治療・診断用ナノ材料、分子認識素子、モレキュラーインプリンティングポリマー

担当コース

北海道大学 生命科学院

生命科学専攻

志望者へのメッセージ

積極的に新しいことにチャレンジし、研究を楽しみながら進めていける研究環境を目指しています。そのために、研究に関するディスカッションを重視し、対話しながら研究を進めていきます。興味と意欲がある皆さん、一緒に研究を楽しみましょう。

中西 淳

NAKANISHI.Jun@nims.go.jp

物質・材料研究機構 高分子・バイオ材料研究センター メカノバイオロジーグループ グループリーダー

研究分野

バイオ分析、メカノバイオロジー、ナノバイオテクノロジー、ケミカルバイオロジー

研究内容

独自の動的材料や精密界面を基にした新しいバイオ分析手法の開発。それらを利用することで,細胞運動や幹細胞分化,癌などにおける生化学作用・メカノバイオロジーを理解し,創薬・治療・再生医療への応用展開を図る。

研究キーワード

ナノ粒子、刺激応答材料、細胞力覚、細胞移動、幹細胞

担当コース

早稲田大学 理工学術院

ナノ理工学専攻

志望者へのメッセージ

新しい分析手法の開発は生命科学の進歩に大きなインパクトを与えてきました。当研究室では材料を利用したバイオ分析手法の開発に取り組んでいます。みなさんも新奇な材料を創り出し,未知の生命現象を探してみませんか?

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