アップコンバージョン発光の論文がPhysical Review Bで出版
アップコンバージョン発光の論文がPhysical Review Bで出版
2024年10月10日
#アップコンバージョン発光
#カーボンナノチューブ
#励起子-フォノン結合
#フォトニクス
#Editors' Suggestion
私たちの論文「カーボンナノチューブにおける𝐾モーメント–フォノン結合を介したアップコンバージョン発光の内在的過程」が、Physical Review BのEditors’ Suggestionに選ばれました。この選出は、単層カーボンナノチューブにおけるフォトンアップコンバージョンのメカニズムに関する私たちの研究の重要性を示しています。
本研究では、アップコンバージョン発光が𝐾モーメントフォノンモードでの共鳴励起子-フォノン結合によって影響される1フォトンプロセスであることを明らかにしました。この発見は、カーボンナノチューブ内の励起経路を制御することで、光熱技術の新たな可能性を切り開くものです。
Intrinsic process for upconversion photoluminescence via K-momentum–phonon coupling in carbon nanotubes. Daichi Kozawa, Shun Fujii, Yuichiro K. Kato. Phys. Rev. B, 110, 155418 (2024).